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    • 「小児性犯罪」加害者臨床の現場から 後編を公開

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    • 前編公開!「小児性犯罪」加害者臨床の現場から

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      2024/4/10(水)
公開日: 2022/11/13(日)

子ども・シングルマザー・匿名チャット…各分野のプロが「孤独・孤立」を語る 「リディフェス」セッション紹介vol.3

公開日: 2022/11/13(日)
公開日: 2022/11/13(日)

子ども・シングルマザー・匿名チャット…各分野のプロが「孤独・孤立」を語る 「リディフェス」セッション紹介vol.3

公開日: 2022/11/13(日)

↓「リディフェス」詳細・お申し込みはこちらから↓




11月23日(水・祝)に東京都新宿三角広場で開催される、リディラバ主催のカンファレンス「リディフェス」

社会課題をテーマにした日本最大級のカンファレンスでは、課題解決に取り組む先駆者たちによる10本のセッションを通して、社会課題のいまとこれからを学ぶことができます。

当日開催されるセッションの魅力を、リディラバ代表安部が熱量たっぷりに語るセッション紹介企画。
第3回となる今回のテーマは、「孤独孤立〜共助の可能性を模索する〜」です。


セッション紹介3分動画

 


「注目されているからではない」
「孤独・孤立」セッション企画の理由

日本でも「孤独・孤立担当大臣」が任命されるなど、「孤独・孤立」は近年よく聞く言葉となりましたが、今回セッションを企画したのは、注目度が高いからではありません。

様々な社会課題の解決に向けたブレイクスルーが、この「孤独・孤立」の課題から生まれ得ると思っているからです。

「孤独・孤立」は非常に広い概念で、退職して居場所を失った高齢者、家庭に問題を抱える子ども、子育てに悩むシングルマザーなど、様々な社会課題との繋がりがあります。

また、DVといった他者への加害や、自傷行為・自殺など自分への加害など、広い意味での加害行動の背景にも、「孤独・孤立」の影響は強く見てとれます。

私たちリディラバも、日本中の様々な課題を調査する中で、それぞれの当事者が抱える共通点として「孤独・孤立」の存在を感じてきました。

対象が広く、多様なゆえに、解決も難しい「孤独・孤立」。
この問題について議論することは、同時にその背景にある様々な社会課題の解決策を議論することにも繋がるため、今回セッションを企画しました。

政府も、この数年で「孤独・孤立」の課題を重視するようになり、調査や政策立案に動き出しましたが、まだまだ発展途上です。

現場で見えている当事者の課題を、政策に反映させていく意味でも、リディフェスのようなオープンな場での議論が重要だと思っています。
 

当事者を救い続ける3人が集結
現場で見えた「孤独・孤立」のリアル

今回のセッションには、3名の登壇者をお招きしています。

1人目は、李炯植(り ひょんしぎ)さん。
「認定NPO法人 Learning for All 」の代表理事として、経済的な事情や家庭環境などにより、学校に行けなかったり、勉強についていけなかったりする子どもたちに学習支援と居場所支援を行なっています。

学習支援・居場所支援を通して、厳しい状態にある親子の現実を目にしてきた李さんからは、子どもの「孤独・孤立」の実態を中心にお話をしてもらいます。

2人目は、大空幸星さん。
24時間365日、年齢や性別を問わず、無料・匿名で利用できるチャット相談窓口「あなたのいばしょチャット相談」を運営しています。

多様な属性や背景を抱える人たちの相談に乗り、時に命を救ってきた大空さんは、そもそも「孤独・孤立」とは何かといった根本の話から、日本の政策などマクロな情報も交えながら、現場で見てきた「孤独・孤立」の現状を語ってもらいます。

3人目は、吉岡マコさん。
産後うつなどに苦しむ母親の支援を続けてきた経験から、現在は「シングルマザーズシスターフッド」の代表理事として、シングルマザーの支援に取り組んでいます。

もちろん、決してシングルマザーだけが孤独に苦しんでいるわけではありませんが、統計的にも全体の約半数が貧困状態にあったり、一人で子育てを行わなければいけない可能性が高かったりと、社会的な支援が足りていないシングルマザーの「孤独・孤立」の実態を中心にお話をしてもらいます。

この3人の共通点は、現場で当事者の課題解決を重ねる中で、孤独・孤立へのインサイトを深めてきた、というところにあります。

私は、複雑で多様な「孤独・孤立」の問題を解決するには、課題をロジカルに整理し、現場で解決策を地道に重ねていく、課題と解決の往復が必須だと考えています。

困難を抱える子供への教育支援・孤独を抱える人へのチャット相談・シングルマザーへの支援。

現場で解決を推進してきた3人だからこそ、「孤独・孤立」に対して本質的な問題提起ができるのでは、と思っています。

そして、モデレーターを務めるのはハヤカワ五味さん。

自身も社会的な事業を行なっているのですが、今回モデレーターをお願いしたのは、彼女が高い質問力で、他人の話を深掘りすることができる「なぜなぜ星人」だからです。

「孤独・孤立」という課題は、何か別の課題の裏側に隠れているケースも多いのですが、五味さんの質問力が、3人の「現場知」を「孤独・孤立」の課題に昇華させていくようなセッションになるだろうと、私自身も楽しみにしています。
 


(登壇するハヤカワ五味さん、吉岡さん、李さん・大空さん)

自分の居場所はどこに…
悩むあなたにオススメ

このセッションは「社会との関わり方に悩む人」におすすめしたいです。

多くの人にとって、所属するコミュニティは家庭・仕事・学校と数えるほどで、社会との関わり方が非常に限定的になっていると思います。

例えば、定年退職を機に仕事という社会参画の方法を失うと同時に社会での居場所を失い、孤独・孤立を深めてしまうケースもあります。

本来、社会参画の方法はもっと多様に用意されているべきです。

登壇者たちの取り組みは、当事者を救うソリューションであると同時に、その取り組みに関わることが、ひとつの社会参画の方法にもなっています。

取り組みを知ることによって、自身の社会参画の選択肢が増える意味でも、社会への関わり方をもっと多様化していきたい、自身の社会参画のあり方を考え直したい人にはぴったりのセッションだと思います。

もちろん、「孤独・孤立」は行政にとっても、企業にとっても今後取り組むべき大きな課題です。

自治体職員・社会福祉法人・企業の新規事業担当など、仕事にも活用できるセッションになると思います。
 



ご紹介した「孤独孤立〜共助の可能性を模索する〜」を含め、全10セッションで社会課題のいまとこれからを考える「リディフェス」は11月23日(水・祝)東京都新宿で開催します!
 

↓リディフェスの詳細・お申し込みはこちらから↓


 

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リディラバジャーナル編集部
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みなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。


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6月の構造化特集「地域医療」への思い
2023年6月9日

この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。

******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。

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子どもの発達障害、構造化マップを公開
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※この投稿はリディラバジャーナルの会員限定FBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。*****みなさん、こんにちは!!!リディラバジャーナルの井上です。

今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m

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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******みなさん、こんにちは!リディラバジャーナルの井上です。

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2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。******皆さん、こんにちは〜!

編集部の井上です。今日は、

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「無戸籍」当事者の声を聞いてほしい。
2023年3月26日

※この記事はリディラバジャーナルの会員限定Facebookグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。ーーーみなさん、こんにちは!リディラバジャーナル編集部の井上です。

2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
セッション紹介
no.
1
no.
2
no.
3
no.
4
no.
5
リディフェス開催記念プレイベント
no.
6
no.
7
登壇者記事特集
no.
8