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構造化特集
児童ポルノ 第2回
公開日: 2020/1/27(月)

検察関係者が語る、児童ポルノをめぐる現状と課題

公開日: 2020/1/27(月)
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検察関係者が語る、児童ポルノをめぐる現状と課題

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構造化の視点

世界的にも長らく問題とされてきた児童ポルノだが、スマー

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世界的にも長らく問題とされてきた児童ポルノだが、スマートフォンやSNSの普及により、自撮り被害などの問題も生まれ、児童ポルノを取り巻く状況は新たなフェーズを迎えている。子どもが性的に消費される状況をどう防ぐのか。児童ポルノを取り巻く問題の構造に迫る。

世界的にも長らく問題とされてきた児童ポルノだが、スマートフォンやSNSの普及により、自撮り被害などの問題も生まれ、児童ポルノを取り巻く状況は新たなフェーズを迎えている。子どもが性的に消費される状況をどう防ぐのか。児童ポルノを取り巻く問題の構造に迫る。

世界的にも長らく問題とされてきた児童ポルノだが、スマートフォンやSNSの普及により、自撮り被害などの問題も生まれ、児童ポルノを取り巻く状況は新たなフェーズを迎えている。子どもが性的に消費される状況をどう防ぐのか。児童ポルノを取り巻く問題の構造に迫る。


なかなか実態が明かされることのない児童ポルノの問題。とりわけ昨今急増している自撮りによる被害の実態は、ほとんど知られていない。

 

そもそも児童ポルノはどのようにして発覚し、事件化するのか。また自撮り被害において、子どもが画像や動画を送ってしまう背景にはどんなことがあるのか。

 

公的なデータに乏しく、まだまだ実際に事件に関わった関係者しか知り得ない情報も多い。

 

これまで児童ポルノに関する事案を担当したこともある検察関係者が、匿名を条件に取材に応じたインタビューをお送りする。

どのようにして被害に遭うのか

――児童ポルノの事案はどういった経緯で発覚することが多いのでしょうか。

 

発覚するのには大きく2つのパターンがあり、警察がサイバーパトロールをしていて見つけるケースと、子どもが親に打ち明けたり、親が子どもの様子を不審に思って問い詰めてみると告白するようなケースです。

 

というのも、児童ポルノはこれまで盗撮や児童買春されて撮影されるケースなどが多かったのですが、最近、検察に上がってくるので圧倒的に多いのが、自撮りによる被害です。

 

子どもが自分の裸体を自撮りして、LINEで送る、Twitterに投稿するといった事件がかなり増えてきています。

 

被害者として多いのは中学生で、なかには11歳とか12歳の小学生もいます。大抵SNSを通じて知り合った会ったこともない大人に、自分の性的な画像を送ってしまっているんです。

 

 

――子どもが自撮りをした画像や動画を送ったり投稿してしまうのは、どのようなシチュエーションから生じることなんですか。

 ...

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リディラバジャーナル編集部
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CONTENTS
intro
子どもが児童ポルノとして“消費”されるまで
no.
1
no.
2
法的観点から見た児童ポルノをめぐる問題
no.
3
no.
4
児童ポルノは実加害の引き金になるか
no.
5
no.
6
児童ポルノの流通を防ぐために
no.
7
no.
8
安部コラム
no.
9