多様な起業を支えるしくみづくり | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
起業家のメンタルヘルス:挑戦者たちの隠れた苦悩
第五回

多様な起業を支えるしくみづくり

さまざまな困難がつきまとう「起業」。

では、起業家は“タフな人”でなければならないのか――。

 

起業家たちのコミュニティであるImpact Hub Tokyo(東京都目黒区)の共同設立者・代表取締役の槌屋詩野さんは次のように話す。

 

「スタートアップ業界で働く人を見ていると、業界自体が『起業家なら24時間働きます』という人を前提にして成り立っているように感じます。ですが、そのような文化が多様な起業家の輩出やイノベーションの機会を奪っているのではないでしょうか」

 

起業の道のりはもっと多様であっていいと話す槌屋さん。

 

「たとえば、うつ病やがんを患ったことがある人、マイノリティの人たちのように、自分自身が苦しみを味わって、『これを変えたい』という熱意がある人たちこそ社会のイノベーションを起こせるかもしれない。そういった人々が起業家のカルチャーに馴染めないがゆえに、ネットワークや資金などのリソースにアクセスできないのは社会のイノベーションの機会を見逃しているという意味でもったいないですよね」(槌屋さん)

起業の道のりにも多様性を

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起業家のメンタルヘルス
全7回
3-1.多様な起業を支えるしくみづくり