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公開日: 2020/4/13(月)

表現の自由は侵害されたのか?法的な観点から見るあいちトリエンナーレ2019の問題点

公開日: 2020/4/13(月)
公開日: 2020/4/13(月)

表現の自由は侵害されたのか?法的な観点から見るあいちトリエンナーレ2019の問題点

公開日: 2020/4/13(月)

2019年に社会的な騒動にも発展した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。脅迫などによって一時は中止に追い込まれた「表現の不自由展・その後」は、「表現」をめぐるさまざまな問題を浮き彫りにした。そして2020年3月、文化庁が「不交付」にするとしていた補助金約7800万円を、約6600万円に減額して交付することで決着をみた。

 

あいちトリエンナーレ2019をめぐる問題はさまざまな角度から指摘されてきたが、なかでも「表現の不自由展・その後」の展示中止や、補助金の交付・不交付問題などが「検閲」に似た効果をもたらすのではないか、という疑惑は大きな論点となった。

 

法的な観点から見て、あいちトリエンナーレ2019の問題の本質とは何だったのか。弁護士らによる芸術支援団体「Arts and Law」の創設者であり、文化芸術分野の事業企画・管理・コンサルティング等を専門とする行政書士の作田知樹さんが振り返る。

 

「あいちトリエンナーレ2019」をめぐる騒動
2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭。4回目となった「あいちトリエンナーレ2019」は8月1日から10月14日まで開催されたが、その一部「表現の不自由展・その後」に対して脅迫や抗議などが相次ぎ、安全上の理由から開幕から4日で「不自由展」は展示中止に(65日間の中断を経て最終的には再開)。その後、展示中止が「表現の自由」への侵害だとして表現者をはじめ多くの人が声をあげ、社会的な騒動に発展した。9月には文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」への補助金全額不交付を発表したが、2020年3月に減額して交付をすることを決定。その背景には、全額不交付となった場合、愛知県対日本政府の訴訟が不可避であり、訴訟となれば国側が敗訴するリスクがあったとされる。

不交付決定をめぐる問題は解決していない

――文化庁が補助金を減額して交付することを発表しましたが、作田さんは補助金の交付・不交付問題をどのように捉えていますか。

 

正確には減額ではなく、再申請分への全額交付ですが、交付されたからといって昨年の不交付決定の問題が解決したわけではありません。...

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