「頑張れ」はNG。善意の声がけも時には刃に | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
がんの緩和ケア:最期に後悔しない生き方
第二回

「頑張れ」はNG。善意の声がけも時には刃に

「一番苦しい時に、『頑張れよ、しっかりしろよ』『親より先に死ぬなんて親不孝だぞ』と言われたんです。そんなこと言われてもしょうがない、自分が悪いわけじゃないと思いました。僕を励まそうとしていたのかもしれませんが、結果的に僕を苦しめる言葉だった

 

こう語るのは写真家の幡野広志さん。


幡野さんは、2017年、34歳で血液がんの一種である多発性骨髄腫と診断されました。

 

トークイベントで話をする幡野さん。


幡野さんをはじめ、今回の「がんの緩和ケア」特集の取材において聞かれた“安易な励まし”の代表例は、「頑張って」と「奇跡は起きるから」。

 

たとえ善意から発せられるものであったとしても、言葉は時に患者を深く傷つけることがあります。

 

また、幡野さんが「がん」であることを公表すると、励ましの言葉だけではなく、親族や友人から、「がんが治る」という商品や療法を勧める連絡が数多くきたといいます。

 

「友達はかなり減ったかな。インチキ医療を勧めてくる人もいるので、やっぱり友達でいられなくなってしまった」と語る幡野さん。

 

最終的に携帯電話を解約し、電話番号を変更したといいます。

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がんの緩和ケア
全5回
2-1.「頑張れ」はNG。善意の声がけも時には刃に