no.
109
復興
公開日: 2021/3/25(木)
更新日: 2023/3/27(月)

原発事故から10年、帰還をめぐる現状——「Mr.復興」藤沢烈さんと考える復興の課題(後編)

公開日: 2021/3/25(木)
更新日: 2023/3/27(月)
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109
復興
公開日: 2021/3/25(木)
更新日: 2023/3/27(月)

原発事故から10年、帰還をめぐる現状——「Mr.復興」藤沢烈さんと考える復興の課題(後編)

公開日: 2021/3/25(木)
更新日: 2023/3/27(月)

東日本大震災から10年が経過したが、被災地にはいまも問題が山積している。

 

前編では、政府や企業、NPOと共に復興に取り組んできた一般社団法人RCFの藤沢烈さんに、被災地におけるコミュニティ支援の歩みと現在の課題を伺った。

 

後編では、現在も3万人を超える原発事故の避難者をめぐる問題を深堀りしていく。
 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた3/10のライブ勉強会『3.11から10年現在の災害復興支援の課題とは〜「Mr.復興」藤沢烈さんと考える〜』で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<藤沢烈さん>

一般社団法人RCF代表理事。1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立し、NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チーム(現・(一社)RCF)を設立し、災害復興に関する情報分析や事業創造に取り組む。現在は、全国での復興事業及び地方創生事業を、行政や企業など多様なセクターとの連携を通じ展開している。総務省地域力創造アドバイザー、新公益連盟理事・事務局長、日本プロサッカーリーグ理事を兼務。復興庁東日本大震災の復興施策の総括に関するWG構成員、東京五輪組織委員会委員等を歴任。

「戻りたい」1割、「戻らない」6割

福島第一原子力発電所事故により、周辺12市町村は強制避難を強いられた。そのうち、2014年、2015年に避難指示が解除された川内村や楢葉町は8割以上の住民が帰還しているが、2017年以降に解除された富岡町や浪江町の居住率(住民登録者数に占める現居住者の割合)は1割ほどに留まる。

 

原発が立地する大熊町は2019年に一部地域が解除となったものの、町面積の約6割は帰還困難区域のままで、居住者数は2021年3月1日現在で285人とごく少数だ。双葉町は現在も全町避難が続いている。

 

復興庁が2020年に実施した住民意向調査結果によると、双葉町、大熊町、富岡町、浪江町とも、「戻りたい」と回答した割合は1割程度。双葉町、大熊町では約2.5割が「まだ判断がつかない」、約6割が「戻らない」と回答している。

 

「町の人に話を聞くと、『本当は、戻りたくない人なんてひとりもいない。でも、戻りたくても戻れないんだ』と言います。

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CONTENTS
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ホームレス
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若年介護
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奨学金
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差別
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観光
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子どもの臓器提供
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都市とコロナ
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ICT教育
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産後うつ
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宇宙
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戦争
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人工妊娠中絶
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緊急避妊薬
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25
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テロリスト・ギャングの社会復帰
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社会起業家
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海上自衛隊
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プロジェクト
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ソーシャルビジネス
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教員の多忙化
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出所者の社会復帰
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ワクチン
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薬物依存
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リブランディング
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少年犯罪
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学校教育
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LGBT
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スロージャーナリズム
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ソーシャルセクター
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教育格差
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メディア
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大人の学び
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地方創生
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64
no.
65
家族のかたち
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66
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67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
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72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
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75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
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77
家族のかたち
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78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
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82
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83
就労支援
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84
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85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
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89
行政のデジタル化
no.
90
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91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
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101
温暖化対策
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102
no.
103
組織論
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104
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キャリア
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106
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107
復興
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108
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109
コミュニティナース
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110
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111
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112
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地球温暖化
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セックスワーカー
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感染症とワクチン
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118
大学生の貧困
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119
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温暖化対策
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同性婚
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フェアトレード
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シェアハウス
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感染症とワクチン
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国際報道
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入管法
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コミュニティ
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コミュニティ
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コミュニティ
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吃音
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コンサル×社会課題解決
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いじめ
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感染症とワクチン
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山岳遭難
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うつ病患者の家族
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パラスポーツ
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子どもの居場所
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感染症とワクチン
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デジタル社会
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若年女性の生きづらさ
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ゼブラ企業
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192
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193
多胎児家庭の困難
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ソーシャルイノベーション
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196
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ジェンダー
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毒親
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200
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葬儀
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202
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感染症とワクチン
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205
子どもの安全
no.
206
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優生思想
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no.
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感染症とワクチン
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障害
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212
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213
水産資源
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教育格差
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障害と性
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医療
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シングルマザー
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222
no.
223
多文化共生
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no.
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誹謗中傷
no.
226
no.
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児童労働
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228
no.
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不登校
no.
230
no.
231
政治
no.
232
no.
233
食料危機
no.
234
no.
235
お金と社会課題
no.
236
no.
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震災
no.
238
no.
239
まちづくり
no.
240
no.
241
精子提供
no.
242
no.
243
選挙
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アロマンティンク・アセクシュアル
no.
245
クラウドファンディング
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246
レイシャルプロファイリング
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247
子育てと科学的根拠
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248
高齢者雇用
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249
介護
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251