「きょうだい」を伝えるために映画を選んだ――プロデューサーと監督が語る「映画が伝える社会課題」(前編)
「きょうだい」を伝えるために映画を選んだ――プロデューサーと監督が語る「映画が伝える社会課題」(前編)
社会課題を世の中に伝える手法の一つとして、映画やドキュメンタリー、TVニュースなどの「映像」がある。
特に映画はフィクションとして気軽に楽しめるコンテンツでありながら、作品のテーマや描き方を通じて、社会に問題提起できるという側面を持つ。
映画『ふたり〜あなたという光〜』は、精神障害の妹を持つ姉、つまり「きょうだい(※)」という社会課題の当事者を主人公にした映画だ。前編では、本作品のプロデューサーである三間瞳さんと、脚本・監督を担当した佐藤陽子さんに、きょうだいという存在が抱えがちな問題や、映画作品を通じて社会課題を伝えようと考えた経緯などについて話を聞いた。
※きょうだい:障害のある兄弟姉妹を持つ健常者
※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/6/17のライブ勉強会「映画が伝える社会課題」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。
映画プロデューサー/社会起業家。青森県出身。一橋大学卒業。BP&Co.株式会社 代表取締役。
自身の5歳下の実妹が統合失調症と診断された15歳の頃から、「障がい者」を取り巻く社会課題に関心を持つ。一方、自身もNY留学中にパニック障害になったことをきっかけに、障がい者本人も障がい者の家族も含めた全ての人が「情熱を解き放つ社会」を創ることを理念に掲げて活動している。初プロデュース作品である「きょうだい」を主役にした短編映画『ふたり〜あなたという光〜』は、制作費を募集するクラウドファンディングで531名の方に支援され、204%の600万以上を達成、各種メディアにも取り上げられるなど注目を浴びる。
<佐藤 陽子さん>
映画監督。2019年4月 ENBUゼミナール監督コース卒業。
女性×働くに興味があり、2013年~2017年まで働くママのロールモデルを紹介する勉強会を主催。より多くの方に情報を届けるために、映像制作という手法に切り替えることを思い立ち、2017 年から映像制作を学び始める。 興味のあるテーマはジェンダー、夫婦のパートナーシップ、女性×仕事など。
病気をきっかけに「きょうだい」の生きづらさに気づく
内閣府「令和元年版 障害者白書」によれば、日本にいる障害者は身体障害者436万人、知的障害者108万2000人、精神障害者419万3000人というデータが出ている。
障害者に関する問題は、障害者本人にフォーカスされることが多いが、その「きょうだい」もたくさんいて、彼ら特有の生きづらさや課題もあることは世の中にまだまだ知られていない。
三間さんは、精神障害(統合失調症)と知的障害がある5歳下の妹を持つ、きょうだいの当事者だ。10歳のときに統合失調症であると診断された妹が、症状の一つである幻聴・幻覚などが原因で急に暴れ出したりする様子を、日常的に見て育ってきたという。
「妹は家のなかだけでなく、外でも突然暴れてしまうことがよくあって。周囲の視線も痛くて、気づいたときには、私は人の顔色や言葉づかいなどにとても敏感な子どもになっていました。
妹につきっきりで大変そうな両親の姿を見ていたので、私は自分ひとりでがんばらなくてはいけない、困ったことが起きても親に相談してはだめなんだ、と思い込んでいました。
妹のことに関して悩んではいたのですが、それをどう言語化していいのかわかりませんでした。妹の存在や行動を、どう捉えていいかわからないところもあったと思います。
そういう環境で育ったこともあり、学生時代から『どうせわかってもらえない』という思いが強く、学校の友だちや先生など、周囲の人たちや社会への信頼感を持てずにいました」(三間さん)
(写真 三間瞳さん)
三間さんは大学進学後、留学先のニューヨークでパニック障害を発症する。カウンセリングを受け、そこではじめて、発症の大きな要因が、自身がきょうだいであったことによるものだと知った。幼いころから自分の感情に蓋をして無理をしながら生きてきたことに、ようやく気がついたのだという。
「世界にはもっと恵まれない人たちもいるし、障害のある妹がいることによる悩みというのは、ぜいたくなものなんじゃないかと思っていたんですね。なので、それまでは自分の境遇を特別視したり、嘆いたりすることはありませんでした。
でも自分が病気になったことで、きょうだいとして育ってきたなかで本当は戸惑いや悲しみを感じていたのだということ、これまでの人生で、そういった感情と向き合ってこなかったのだということに気づかされたんです。
世の中のきょうだいの人たちのなかには、自分よりももっとつらい経験をしている人もいるのかもしれないと考えるきっかけになりました」(三間さん)
社会の価値観を変えるために「映画」で伝えたい
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