更新日: 2023/4/3(月)
「できない」を見せることが優しさや思いやりを引き出す――「弱さ」の開示がもたらすものとは(前編)
更新日: 2023/4/3(月)

更新日: 2023/4/3(月)
「できない」を見せることが優しさや思いやりを引き出す――「弱さ」の開示がもたらすものとは(前編)
更新日: 2023/4/3(月)
自分の弱い部分を見せることを躊躇する人は少なくない。しかし、強がらず素直に弱みを開示することが、結果として周囲の人々の能力や思いやりを引き出すことになったり、社会を良い方向に変えたりすることにつながることもある。
そう話すのは、従来の「完璧でなんでもできる」というロボットのイメージを覆す、不完全さが特徴の〈弱いロボット〉を提唱されている岡田美智男さんだ。
〈弱いロボット〉とはどのような特徴を持つものなのか、その研究の目的や、あえて弱さを開示することの大切さなどについて話を聞いた。
※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/7/27のライブ勉強会「『弱さ』の開示は、人間関係を良くするか」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。
<岡田美智男さん>
豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 教授。1987年、東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了、工学博士。NTT基礎研究所 情報科学研究部、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、京都大学大学院情報学研究科客員助教授などを経て、2006年より現職。〈弱いロボット〉概念の提唱により、2017年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門)などを受賞。
ロボットの「弱さ」が人々の強みを引き出す
岡田さんは現在「ヒューマン・ロボットインタラクション」の研究に取り組んでいる。あまり聞き慣れない言葉だが、具体的にはどのような分野なのだろうか。
「わかりやすく言うと、人とロボットの関わりやコミュニケーションに関する研究です。
たとえば、人と人が何気なく会話をするときには、特に不自由なくコミュニケーションが取れていることが多いですよね。
でも、会話の相手をロボットに置き換えると、そのコミュニケーションは適切なのか、会話の内容を本当に理解できているのだろうか、といった違和感が生まれてくるんです。
その違和感を手がかりに、コミュニケーションはどういう仕組みで成り立つのか考えることが、ヒューマン・ロボットインタラクションという分野です」
(写真 岡田美智男さん)
岡田さんが研究・開発しているのは、いわゆる自己完結した能力を持ったロボットではなく、なにかしらの「できないこと」を持っているのが特徴の、通称〈弱いロボット〉だ。
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今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。
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編集部の井上です。今日は、
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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。
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