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公開日: 2021/8/4(水)
更新日: 2023/3/27(月)

コロナ禍と震災、支援者が抱える課題とは――医療従事者のメンタルヘルス問題を考える(前編)

公開日: 2021/8/4(水)
更新日: 2023/3/27(月)
公開日: 2021/8/4(水)
更新日: 2023/3/27(月)

コロナ禍と震災、支援者が抱える課題とは――医療従事者のメンタルヘルス問題を考える(前編)

公開日: 2021/8/4(水)
更新日: 2023/3/27(月)

新型コロナウイルスが発生して早1年半。先の見えないウイルスとの闘いに、未だ多くの人が甚大なストレスを抱えながら日常を送っている。

 

そんな中、最前線で未知のウイルスに立ち向かい、日々予断を許さない状況に置かれているのが医療従事者の方々だ。過重労働や誹謗中傷、罪責感の増大――長期化するコロナ禍において、医療従事者のメンタルヘルスの悪化は深刻な問題になっている。

 

彼らはいま、どんな困りごとを抱えているのだろうか。クラスター発生病院にて医療スタッフのメンタルヘルスケアなどを行う、福島県立医科大学医学部・災害こころの医学講座 主任教授、前田正治さんにお話を聞いた。
 

 

※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2021/7/1のライブ勉強会「コロナ禍での支援者支援は十分か?〜医療従事者のメンタルヘルスから考える〜」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。

 

<前田正治さん>
福島県立医科大学医学部 災害こころの医学講座 主任教授、放射線医学県民健康管理センター 健康調査・県民支援部門長、ふくしま心のケアセンター 副所長。
1984年、久留米大学医学部卒業。同大准教授を経て、2013年より現職。専攻は災害精神医学、精神医学的リハビリテーション。ガルーダ航空機墜落事故(1996年)、えひめ丸米原潜沈没事故(2001年)等で被災者の精神保健調査・支援の責任者を務めた。現在は福島県立医大において、放射線医学県民健康管理センター・こころ生活習慣調査の責任者を務めているほか、新型コロナウイルス感染症対策にも関わっている。日本トラウマティック・ストレス学会会長を2010年から3年間務めた。著書として、「心的トラウマの理解とケア」じほう出版、「生き残るということ」星和書店、「PTSDの伝え方:トラウマ臨床と心理教育」誠信書房、「福島原発事故がもたらしたもの」誠信書房、「遠隔支援スキルガイド」誠信書房ほか。

コロナ禍における医療従事者への支援とは

2011年の東日本大震災発生時、福島県で原発事故の被災者支援を行ってきた前田さん。今回のコロナ禍では、福島県立医大に設置された「災害こころの医学講座(こころのケアチーム)」において、クラスター発生病院の医療スタッフ支援などを行っている。

 

「災害こころの医学講座(こころのケアチーム)」で行う支援は、スタッフ・管理者向け講話や陽性者・在宅療養者向け講話などのアプローチだ。さらに、あらかじめ事前にスクリーニングを行い、重度のうつ症状や、希死念慮(死を願う気持ち)がみられる場合には個別のケアを実施することもある。

 

こころの問題は長時間のコミュニケーションが必要なことも多く、感染リスクを避けるためにオンライン通話ツールを活用した遠隔支援も行っているそうだ。これは3.11の原発事故被災者に向けて実施していた、電話での支援経験が活きたという。

 

コロナ禍での支援における課題を、前田さんは次のように語る。


「一番の問題は支援の輪が広がらないことなんです。すなわち、孤立してしまう。だから、『今あなたに起こっている問題は、あなただけの問題じゃない』と伝え続けています」

 

(写真 前田正治さん)

 

パンデミック特有の事象として、支援の長期化も挙げられるという。

 

「感染者がいなくなり、クラスターが収束したら通常は支援を打ち切ります。でも、実際は病院が再開した後が怖いんです。医療スタッフの方達へのプレッシャーやストレスはその後に強まるからです。だから、支援が数ヶ月に及ぶケースもあります」

 

前田さんたちが実際に支援したコロナ対応病院の医療スタッフへの調査(PHQを用いた休職復帰した職員への調査)によると、約3割に強く抑うつ症状がみられ、なかには希死念慮があるスタッフもいたという。

 

日夜を問わずPCR検査を実施する臨床検査技師や、看護師、ソーシャルワーカーの方々など、新型コロナウイルスの感染拡大により、いまも大きな精神的負担を抱えている医療従事者は多い。

医療従事者が苦しむ「罪責感」

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子どもの発達障害、構造化マップを公開
2023年4月16日

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構造化。テーマは「子どもの発達障害」
2023年4月7日

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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。

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編集部メンバーの想いを公開しました
2023年3月26日

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編集部の井上です。今日は、

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「無戸籍」当事者の声を聞いてほしい。
2023年3月26日

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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
no.
125
no.
126
シェアハウス
no.
127
no.
128
飲食業
no.
129
感染症とワクチン
no.
130
no.
131
国際報道
no.
132
no.
133
社会的養護
no.
134
no.
135
認知症
no.
136
no.
137
入管法
no.
138
no.
139
国際問題
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
コミュニティ
no.
146
no.
147
吃音
no.
148
no.
149
コンサル×社会課題解決
no.
150
no.
151
いじめ
no.
152
no.
153
社会課題×事業
no.
154
no.
155
社会課題×映画
no.
156
no.
157
感染症とワクチン
no.
158
no.
159
社会教育士
no.
160
no.
161
山岳遭難
no.
162
no.
163
支援者支援
no.
164
no.
165
いじめ
no.
166
no.
167
ゲーム依存
no.
168
no.
169
トランスジェンダーとスポーツ
no.
170
no.
171
うつ病患者の家族
no.
172
no.
173
パラスポーツ
no.
174
no.
175
代替肉
no.
176
no.
177
弱いロボット
no.
178
no.
179
戦争継承
no.
180
no.
181
女性の社会参画
no.
182
no.
183
子どもの居場所
no.
184
no.
185
感染症とワクチン
no.
186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
no.
192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194
no.
195
ソーシャルイノベーション
no.
196
no.
197
ジェンダー
no.
198
no.
199
毒親
no.
200
no.
201
葬儀
no.
202
no.
203
感染症とワクチン
no.
204
no.
205
子どもの安全
no.
206
no.
207
優生思想
no.
208
no.
209
感染症とワクチン
no.
210
no.
211
障害
no.
212
no.
213
水産資源
no.
214
no.
215
教育格差
no.
216
no.
217
障害と性
no.
218
no.
219
医療
no.
220
no.
221
シングルマザー
no.
222
no.
223
多文化共生
no.
224
no.
225
誹謗中傷
no.
226
no.
227
児童労働
no.
228
no.
229
不登校
no.
230
no.
231
政治
no.
232
no.
233
食料危機
no.
234
no.
235
お金と社会課題
no.
236
no.
237
震災
no.
238
no.
239
まちづくり
no.
240
no.
241
精子提供
no.
242
no.
243
選挙
no.
244
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
245
クラウドファンディング
no.
246
レイシャルプロファイリング
no.
247
子育てと科学的根拠
no.
248
高齢者雇用
no.
249
介護
no.
250
no.
251