no.
212

障害
公開日: 2022/1/12(水)
更新日: 2023/3/27(月)
更新日: 2023/3/27(月)
障害のある社員たちがいてくれるからこそ、仕事が回る――知的障害者活躍企業の社長が考える「誰もが働きやすい社会」(前編)
公開日: 2022/1/12(水)
更新日: 2023/3/27(月)
更新日: 2023/3/27(月)

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212

障害
公開日: 2022/1/12(水)
更新日: 2023/3/27(月)
更新日: 2023/3/27(月)
障害のある社員たちがいてくれるからこそ、仕事が回る――知的障害者活躍企業の社長が考える「誰もが働きやすい社会」(前編)
公開日: 2022/1/12(水)
更新日: 2023/3/27(月)
更新日: 2023/3/27(月)
障害者が民間企業で働くのは、まだまだ当たり前ではない。「本当に仕事ができるのか」「業務を覚えられるのか」と懐疑的に見られてしまうことも多いかもしれない。
しかし、教え方を徹底して工夫したり、彼らが働きやすい方法を生み出したりと、障害者が活躍できる環境は整えることができる。
今回は「知的障害者が数多く活躍するチョーク工場」としても知られる、日本理化学工業株式会社代表取締役社長の大山隆久さんにインタビュー。前編では、障害者雇用を続ける理由や、障害を持つ社員への仕事の教え方、現場での工夫などについて話を聞いた。
※取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われたライブ勉強会「誰もが働きやすい社会×教育 〜障害者雇用の現場から考える〜」で行われました。
大山隆久さん(日本理化学工業株式会社 代表取締役社長)
日本理化学工業株式会社は昭和12年に設立。昭和50年、全国で初めての「心身障害者多数雇用モデル工場第1号」を開設し、現在は従業員の7割が知的障害者。『日本でいちばん大切にしたい会社』『虹色のチョーク』にて紹介される他、渋沢栄一賞をはじめ数多くの賞を受賞している。平成20年4月より現職。
日本理化学工業株式会社は昭和12年に設立。昭和50年、全国で初めての「心身障害者多数雇用モデル工場第1号」を開設し、現在は従業員の7割が知的障害者。『日本でいちばん大切にしたい会社』『虹色のチョーク』にて紹介される他、渋沢栄一賞をはじめ数多くの賞を受賞している。平成20年4月より現職。

(大山隆久さん)
「障害者は雇えない」から始まった
昭和12年に大山さんの祖父が設立した日本理化学工業は、設立当時より現在まで、一貫してチョークの製造販売事業を行っている。主力商品の「ダストレスチョーク」は、国内70%のシェアを占める。
日本理化学工業が障害者雇用を開始したのは、昭和35年。これまで約60年以上にわたり障害者雇用を続け、現在は社員数90名のうち、知的障害を持つ社員が63名だ。
しかし、創業当初から障害者雇用に積極的だったわけではなかったという。東京に工場を構えていたころ、近隣の区から生徒の就職依頼でやって来た養護学校教諭に頼み込まれ、二週間という期限付きで「就業実習だけなら」と二人の学生を受け入れたことがきっかけだったという。
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