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公開日: 2021/2/18(木)

戸籍制度はなぜ生まれ、どう変わり、これからどうなる? —日本の行政デジタル化の課題(後編)

公開日: 2021/2/18(木)
公開日: 2021/2/18(木)

戸籍制度はなぜ生まれ、どう変わり、これからどうなる? —日本の行政デジタル化の課題(後編)

公開日: 2021/2/18(木)
オーディオブック(ベータ版)

行政サービスのデジタル化のために、サービスの受け手である国民を網羅する12桁の番号を振ったのがマイナンバー制度だ。マイナンバーカードがあれば、戸籍の証明書や住民票の写しがコンビニでも取得できるようになった。

 

Japan Digital Design CTOの楠正憲さんは、戸籍のデジタル化に伴う規制改革に取り組む中で、日本の名簿の歴史を徹底的に調べたという。「そもそも戸籍とは何か」「住民票と戸籍が別々にあるのはなぜか」――。そこには長い歴史の変遷があった。

 

後編では、前編に引き続き、楠さんと共に歴史を紐解き、家族主義の原点にもなった戸籍制度の変遷とその未来について考える。
 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた1/6のライブ勉強会『行政のデジタル化から家族主義の原点『戸籍制度』の変遷まで〜』の内容をもとに記事化した後編です。

 

<楠正憲さん>
マイクロソフト、ヤフーを経て2017年からJapan Digital Design CTO。2011年から内閣官房番号制度推進管理補佐官、2012年から政府CIO補佐官、マイナンバー制度を支える情報システム基盤の構築に携わる。2015年、福岡市制作アドバイザー(ICT)、一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン代表理事に就任。2016年ISO/TC307 ブロックチェーンと分散台帳技術に係る専門委員会 国内委員会 委員長。2019年、東京都デジタルトランスフォーメーションフェロー、ISO/TC68 金融サービス専門委員会メンバー。

戸籍のデジタル化と東日本大震災

2010年、楠さんが委員を務めていた規制制度改革の専門調査会のテーマの一つが戸籍だった。情報漏えいを防ぐため、戸籍法施行規則第7条には「戸籍簿又は除籍簿は、事変を避けるためでなければ、市役所又は町村役場の外にこれを持ち出すことができない」とある。

 

楠さんは、このルールは紙の時代には違和感がないが、デジタル管理する場合にはデータセンターに置きたいというニーズがあると指摘する。そこで、「戸籍データを庁舎外で保存してよい」というルールを法務省になんとか認めさせようと苦労していたという。

 

そのルール改革を勝ち取るのと相前後した2011年3月、東日本大震災が発生する。岩手県陸前高田市、大槌町、宮城県南三陸町、女川町では、庁舎内で保存されていた戸籍データが津波の影響で消失した。

 

法務局支局で保管していた副本等から戸籍データをなんとか復元することができたが、災害時にデータをバックアップできる新しいシステムやルールの必要性が改めて痛感された。

 

(PAKUTASO)

いまの戸籍制度はどのようにして生まれたのか

「ルールを変えるときには、やっぱり敬意を持って、これまでのルールに詳しい状態でないといけない」と思い、楠さんは国会図書館にこもって文献を読みふけり、戸籍の歴史を徹底的に勉強した。

 

「日本で大規模に名簿を作るようになったのは、おそらく、飛鳥時代の大化の改新(645年)と大宝律令(701年)の間のどこかでしょう。しかし、当時の日本には文字を書ける人がいなかったのが問題でした」と楠さんは説明する。

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リディラバジャーナル編集部
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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
no.
2
若年介護
no.
3
no.
4
奨学金
no.
5
no.
6
差別
no.
7
no.
8
観光
no.
9
no.
10
子どもの臓器提供
no.
11
no.
12
都市とコロナ
no.
13
no.
14
ICT教育
no.
15
no.
16
産後うつ
no.
17
no.
18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
no.
21
no.
22
人工妊娠中絶
no.
23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
no.
26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
no.
29
no.
30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
no.
33
ソーシャルビジネス
no.
34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
no.
38
出所者の社会復帰
no.
39
no.
40
ワクチン
no.
41
no.
42
薬物依存
no.
43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
no.
47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
no.
53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
56
ソーシャルセクター
no.
57
no.
58
教育格差
no.
59
no.
60
メディア
no.
61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
98
no.
99
温暖化対策
no.
100
no.
101
組織論
no.
102
no.
103
キャリア
no.
104
no.
105
復興
no.
106
no.
107
コミュニティナース
no.
108
no.
109
MaaS
no.
110
no.
111
地球温暖化
no.
112
セックスワーカー
no.
113
no.
114
感染症とワクチン
no.
115
no.
116
大学生の貧困
no.
117
no.
118
温暖化対策
no.
119
no.
120
同性婚
no.
121
no.
122
フェアトレード
no.
123
no.
124
シェアハウス
no.
125
no.
126
飲食業
no.
127
感染症とワクチン
no.
128
no.
129
国際報道
no.
130
no.
131
社会的養護
no.
132
no.
133
認知症
no.
134
no.
135
入管法
no.
136
no.
137
国際問題
no.
138
no.
139
コミュニティ
no.
140
no.
141
コミュニティ
no.
142
no.
143
コミュニティ
no.
144
no.
145
吃音
no.
146
no.
147
コンサル×社会課題解決
no.
148
no.
149
いじめ
no.
150
no.
151
社会課題×事業
no.
152
no.
153
社会課題×映画
no.
154
no.
155
感染症とワクチン
no.
156
no.
157
社会教育士
no.
158
no.
159
山岳遭難
no.
160
no.
161
支援者支援
no.
162
no.
163
いじめ
no.
164
no.
165
ゲーム依存
no.
166
no.
167
トランスジェンダーとスポーツ
no.
168
no.
169
うつ病患者の家族
no.
170
no.
171
パラスポーツ
no.
172
no.
173
代替肉
no.
174
no.
175
弱いロボット
no.
176
no.
177
戦争継承
no.
178
no.
179
女性の社会参画
no.
180
no.
181
子どもの居場所
no.
182
no.
183
感染症とワクチン
no.
184
no.
185
デジタル社会
no.
186
no.
187
若年女性の生きづらさ
no.
188
no.
189
ゼブラ企業
no.
190
no.
191
多胎児家庭の困難
no.
192
no.
193
ソーシャルイノベーション
no.
194
no.
195
ジェンダー
no.
196
no.
197
毒親
no.
198
no.
199
葬儀
no.
200
no.
201
感染症とワクチン
no.
202
no.
203
子どもの安全
no.
204
no.
205
優生思想
no.
206
no.
207
感染症とワクチン
no.
208
no.
209
障害
no.
210
no.
211
水産資源
no.
212
no.
213
教育格差
no.
214
no.
215
障害と性
no.
216
no.
217
医療
no.
218
no.
219
シングルマザー
no.
220
no.
221
多文化共生
no.
222
no.
223
誹謗中傷
no.
224
no.
225
児童労働
no.
226
no.
227
不登校
no.
228
no.
229
政治
no.
230
no.
231
食料危機
no.
232
no.
233
お金と社会課題
no.
234
no.
235
震災
no.
236
no.
237
まちづくり
no.
238
no.
239
精子提供
no.
240
no.
241
選挙
no.
242
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
243
クラウドファンディング
no.
244
レイシャルプロファイリング
no.
245
子育てと科学的根拠
no.
246
高齢者雇用
no.
247
介護
no.
248
no.
249