緊急避妊薬のOTC化は、決して女性だけの問題ではない――「#緊急避妊薬を薬局で」プロジェクトの現状とアクション(後編)
緊急避妊薬のOTC化は、決して女性だけの問題ではない――「#緊急避妊薬を薬局で」プロジェクトの現状とアクション(後編)
日本における緊急避妊薬のOTC化は、世界の各国に遅れをとっているにもかかわらず、未だ認められていない。その理由の一つには、性教育の遅れが挙げられている。(編集部注:OTCは「Over The Counter」の略で、医師の処方箋なく薬局で購入できるようにすること)
今回は、日本における性教育の課題や緊急避妊薬のOTC化に向けて今できることについて、産婦人科医の遠見才希子さんにお話を伺った。
※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた8/5のライブ勉強会「#緊急避妊薬を薬局で【公開対談】えんみちゃん×あべとしき〜性はタブーじゃない、問題を知って声をあげよう〜」の内容をもとに記事化した後編です。公開対談のアーカイブ動画は、記事末尾のYouTubeよりご覧いただけます。
産婦人科専門医/筑波大学大学院ヒューマン・ケア科学専攻社会精神保健学分野博士課程。2005年、医大生の頃から中学校や高校で性教育活動を行い全国700校以上で講演。書籍「ひとりじゃない」(ディスカヴァー21)、DVD教材「自分と相手を大切にするって?えんみちゃんからのメッセージ」(一般社団法人 日本家族計画協会)。2011年、聖マリアンナ医科大学卒業後、亀田総合病院、湘南藤沢徳洲会病院などで勤務。
性教育と緊急避妊薬へのアクセスは両立できる
日本の性教育は遅れているとされる。
教育現場における性教育の進展を阻害する課題はいろいろあるが、その一つに、中学校の保健体育の学習指導要領において「妊娠の経過は取り扱わないものとする」という記載がある。
それにより、性交については扱ってはならないという解釈がなされ、性交に関して具体的な教育を行った学校が、教育委員会から厳重注意を受けるといったことも起こっている。

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