no.
228

児童労働
公開日: 2022/3/9(水)
更新日: 2022/9/6(火)
更新日: 2022/9/6(火)
「古くて新しい問題」児童労働はなぜなくならないのか――チョコレートの裏に潜む児童労働(前編)
公開日: 2022/3/9(水)
更新日: 2022/9/6(火)
更新日: 2022/9/6(火)

no.
228

児童労働
公開日: 2022/3/9(水)
更新日: 2022/9/6(火)
更新日: 2022/9/6(火)
「古くて新しい問題」児童労働はなぜなくならないのか――チョコレートの裏に潜む児童労働(前編)
公開日: 2022/3/9(水)
更新日: 2022/9/6(火)
更新日: 2022/9/6(火)
私たちが日々口にするチョコレート、その裏側には児童労働の問題が潜んでいる。
チョコレートの原料であるカカオの生産現場では、児童労働が常態化しており、たくさんの子どもたちが生活のため、家族のために働かざるを得ない状況にある。
今回は、カカオの一大産地であるガーナを中心に、児童労働の問題解決に挑み、子ども・若者の権利を奪う社会課題の解決を目指す「特定非営利活動法人 ACE(エース)」の白木朋子副代表にインタビュー。
前編では、白木さんが児童労働の問題に足を踏み入れるきっかけから、児童労働の現状、そして問題提起から100年以上が経過した今も問題解決が進まない背景を聞く。
※取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われたライブ勉強会「カカオ生産地の児童労働をなくすために 〜『チョコ』から見える巨大な問題構造〜」で行われました。
白木朋子さん(特定非営利活動法人 ACE 副代表)
大学のゼミでインドの児童労働を研究。現地のフィールドワークで児童労働を余儀なくされる子どもたちと出会い、強い衝撃を受ける。
大学在籍中の1997年、代表の岩附ほか学生5人でACEを創業。英国留学、民間の開発援助コンサルティング会社での勤務を経て、2005年4月から2021年11月までACE事務局長を務める。2021年に事務局長を退任し同副代表に就任。
ガーナのカカオ生産地域で子どもの教育やカカオ農家の自立を支援する「スマイル・ガーナ プロジェクト」を、2009年に開始。「児童労働のないチョコレート」の開発・普及や、サプライチェーンの人権に関する企業の支援や連携、国際会議での発信やネットワーク構築等にも従事。2018年からは、ガーナ政府と共同で、「児童労働フリーゾーン」制度の構築にも取り組む。
明治学院大学国際学部卒業。英国ロンドン大学東洋アフリカ大学院国際教養ディプロマ課程、英国サセックス大学・文化環境開発研究所、開発人類学修士課程修了。
「チェンジの扉~児童労働に向き合って気づいたこと」(2018年、集英社)、「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。」(2015年)、共著「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。」(2007年)(いずれも合同出版)。ACE創設15周年記念映画「バレンタイン一揆」(2012年公開)には案内役として登場。
大学のゼミでインドの児童労働を研究。現地のフィールドワークで児童労働を余儀なくされる子どもたちと出会い、強い衝撃を受ける。
大学在籍中の1997年、代表の岩附ほか学生5人でACEを創業。英国留学、民間の開発援助コンサルティング会社での勤務を経て、2005年4月から2021年11月までACE事務局長を務める。2021年に事務局長を退任し同副代表に就任。
ガーナのカカオ生産地域で子どもの教育やカカオ農家の自立を支援する「スマイル・ガーナ プロジェクト」を、2009年に開始。「児童労働のないチョコレート」の開発・普及や、サプライチェーンの人権に関する企業の支援や連携、国際会議での発信やネットワーク構築等にも従事。2018年からは、ガーナ政府と共同で、「児童労働フリーゾーン」制度の構築にも取り組む。
明治学院大学国際学部卒業。英国ロンドン大学東洋アフリカ大学院国際教養ディプロマ課程、英国サセックス大学・文化環境開発研究所、開発人類学修士課程修了。
「チェンジの扉~児童労働に向き合って気づいたこと」(2018年、集英社)、「子どもたちにしあわせを運ぶチョコレート。」(2015年)、共著「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。」(2007年)(いずれも合同出版)。ACE創設15周年記念映画「バレンタイン一揆」(2012年公開)には案内役として登場。
社会のしわ寄せが子どもたちに
大学時代に見た現実
今でこそ「サステナビリティ」や「フェアトレード」という言葉が浸透しているが、白木さんらがACEを立ち上げたのは25年前の1997年。
まだ児童労働の問題もそこまでフォーカスされておらず、かつ白木さんは大学に在学中だった。
白木さんを突き動かしたものは何だったのか。
「大学時代、インドの児童労働を研究するゼミに入り、現地にフィールドワークに行った時の体験が大きな衝撃として残りました。
児童労働の現場や、終末期医療の現場を訪れ、働いている子どもや、エイズに母子感染してしまった子どもを見て、世の中のしわ寄せが子どもたちに向かうことへの憤りだったり、悲しさだったりを感じて。子どもたちが元気に暮らせる世界であってほしいという気持ちが芽生えました」
※リディラバジャーナルについてもっと知りたい方はコチラ
よく読まれる記事
もっと見る

CONTENTS
intro


ホームレス

若年介護

奨学金

差別

観光

子どもの臓器提供

都市とコロナ

ICT教育

産後うつ
no.
17


宇宙

戦争

人工妊娠中絶
no.
23

no.
24


緊急避妊薬

テロリスト・ギャングの社会復帰

社会起業家

海上自衛隊

プロジェクト

ソーシャルビジネス

教員の多忙化

性的マイノリティ

出所者の社会復帰

ワクチン

薬物依存

性の悩み

リブランディング

少年犯罪

学校教育

LGBT

スロージャーナリズム

ソーシャルセクター

教育格差

メディア

大人の学び

地方創生

家族のかたち

他者とのコミュニケーションを考える

地方創生

地方創生

非正規雇用と貧困

他者とのコミュニケーションを考える

家族のかたち

他者とのコミュニケーションを考える

地球温暖化対策

就労支援

1年の振り返り

動物との共生

行政のデジタル化

温暖化対策
no.
93


動物との共生

地方移住

動物との共生

温暖化対策

組織論

キャリア

復興

コミュニティナース

MaaS

地球温暖化

セックスワーカー

感染症とワクチン

大学生の貧困

温暖化対策

同性婚

フェアトレード

シェアハウス

飲食業

感染症とワクチン

国際報道

社会的養護
no.
135


認知症
no.
136


入管法

国際問題

コミュニティ

コミュニティ

コミュニティ

吃音

コンサル×社会課題解決

いじめ

社会課題×事業

社会課題×映画

感染症とワクチン

社会教育士

山岳遭難
no.
163


支援者支援

いじめ

ゲーム依存

トランスジェンダーとスポーツ

うつ病患者の家族

パラスポーツ

代替肉

弱いロボット

戦争継承

女性の社会参画

子どもの居場所

感染症とワクチン

デジタル社会

若年女性の生きづらさ

ゼブラ企業

多胎児家庭の困難
no.
194


ソーシャルイノベーション

ジェンダー

毒親
no.
200

no.
201


葬儀

感染症とワクチン

子どもの安全

優生思想
no.
208

no.
209


感染症とワクチン

障害

水産資源

教育格差

障害と性

医療

シングルマザー

多文化共生

誹謗中傷

児童労働

不登校

政治

食料危機

お金と社会課題

震災

まちづくり

精子提供

選挙

アロマンティンク・アセクシュアル

クラウドファンディング

レイシャルプロファイリング

子育てと科学的根拠

高齢者雇用
この記事はメンバーシップ限定です。
メンバーシップに参加すると、社会問題を「構造化」した記事を全て読むことができます。
社会問題をより深く、構造的に理解するために、リディラバジャーナルのメンバーシップに参加してみませんか?
社会問題をより深く、構造的に理解するために、リディラバジャーナルのメンバーシップに参加してみませんか?
メンバーシップ登録