更新日: 2023/8/29(火)
「あいまいな喪失」とどう向き合うか――コロナ禍における「お別れの在り方」
更新日: 2023/8/29(火)

更新日: 2023/8/29(火)
「あいまいな喪失」とどう向き合うか――コロナ禍における「お別れの在り方」
更新日: 2023/8/29(火)
大切な人を亡くしたときに出る反応は「グリーフ」と呼ばれる。コロナ禍においては「家族の最期を看取れなかった」「遺体を見ることすら叶わなかった」という経験をし、死の実感が沸かないという人たちも多い。
適切なグリーフケアや支援を行うこと、グリーフに関する情報提供をしていくことは、コロナの影響で「あいまいな喪失」を経験した遺族にとって重要だ。
今回は、公益財団法人国際宗教研究所研究員の宮澤安紀さんと、一般社団法人リヴオン代表で、バース大学大学院社会政策学博士課程に在籍する尾角光美さんにインタビュー。二人は、共著論考「死をめぐる新型コロナウイルス感染症の影響」を発表するなど、今回のコロナにおいて、葬儀や遺族のあり方にどのような変化が起きたのかについて研究を続けている。
前編では宮澤さんに、そもそも葬儀が持つ意味、日本ならではの故人との向き合い方などについて話を聞いた。
今回、後編では尾角さんに、そもそもグリーフとは何か、コロナ禍において遺族が経験した「あいまいな喪失」とはどういったものなのか、突然大切な人の死と直面したときにどう向き合っていけばよいのかについて話を聞く。
※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた「コロナ禍のお別れの在り方〜葬儀の意味を改めて考える〜」で行われました。
リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。
尾角光美さん(一般社団法人リヴオン 代表)
一般社団法人リヴオン 代表。国際比較社会政策学修士。バース大学大学院社会政策学博士課程に在籍。19歳で母を自殺により亡くし、2006年から全国の自治体、寺院、学校などで講演に呼ばれ、2009年リヴオンを立ち上げ、母の日プロジェクト、遺児支援、僧侶のための連続講座、いのちの学校など活動を広げてきた。「グリーフケアが当たり前にある社会の実現」を目指し活動している。近著に『なくしたものとつながる生き方』(サンマーク出版) )共著『自殺をケアするということ』(ミネルヴァ出版)
グリーフの反応は「悲しみ」だけではない
尾角さんは、19歳のときに母を自殺で亡くし、、2009年にリヴオンを設立(2011年に法人化)。「グリーフケア・グリーフサポートが当たり前にある社会」を目指し、当事者がつどう場「大切な人を亡くした若者のつどいば」「年越いのちの村」を開いたり、学校でグリーフについてや自殺予防を学ぶ「いのちの授業」などに携わる。
(尾角光美さん)
「母を亡くした経験がなかったら、今の活動はしていなかったと思います。また、母が亡くなった10年後に兄が亡くなったのですが、死後2週間ほど経ってから遺体が発見された経緯があり、お別れがしっかりできなかったという『あいまいな喪失』を経験しました」
みなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。
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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。
******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。
続きをみる※この投稿はリディラバジャーナルの会員限定FBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。*****みなさん、こんにちは!!!リディラバジャーナルの井上です。
今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。
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編集部の井上です。今日は、
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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。
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