「ドレッドヘアの人は薬物をやっている」 不当な職務質問「レイシャルプロファイリング」の実態
「ドレッドヘアの人は薬物をやっている」 不当な職務質問「レイシャルプロファイリング」の実態
「ドレッドヘアの人は薬物をやっている割合が多いので」
これは、アフリカ系にルーツを持つファッションモデル、エイベル中尾さんがある日、職務質問をしてきた警察官にかけられた言葉だ。
「友人たちと歩いていると、僕だけが警察官に止められて職務質問を受けました。3人の日本にルーツがある友人たちは声をかけられなかったのに、僕だけがです」
ドレッドヘアはアフリカにルーツを持つ人たちにとって、文化的・伝統的背景を持つ髪型だ。その髪型を薬物と結びつけた警察官の発言に中尾さんは驚いたという。
このように人種的・文化的特徴を理由として職務質問をすることは「レイシャルプロファイリング」と呼ばれ、差別的な行為として問題視されている。
中尾さんは日本で20回以上も職務質問を受けたが、イギリスに拠点を移して以降、職務質問を受けたことは一度もないという。
中尾さんは、日本で数々の職務質問を受けてきた背景を、次のように推察する。
「人種に限らず、特性やセクシュアリティなど、『人と違う』ということ対する理解がもう少し深まれば、レイシャルプロファイリングも自ずとなくなってくるんじゃないかと思います」
レイシャルプロファイリングをはじめ、警察の人種差別的な捜査や行為は、世界的に問題になっており、アメリカをはじめとする欧米諸国では、警察の実態調査も行われるようになった。
しかし日本では警察の人種差別的な職務質問について実態調査は行われず、その実態は明らかになっていなかった。
そこで「ハフポスト日本版」では、日本におけるレイシャルプロファイリングについて独自に調査を始めたという。調査を担当した、記者の國崎万智さんは次のように話す。
「ハフポストとして調査をしたところ、海外にルーツを持つ方やその家族等が職務質問の際に人権侵害だと感じたり嫌だと思ったりした体験が、329人の方々から寄せられました。
これほどたくさんの声が集まったのは正直驚きました」
レイシャルプロファイリングを受けた当事者の中尾さん、そして日本で初めて本格的に問題を調査した國崎さん。
ふたりのインタビューからは、日本社会に潜む人種差別の問題が浮かび上がってきた。
財布の中を執拗に嗅がれた
当事者の証言
中尾さんが頻繁に職務質問にあうようになったのは、中学3年生の頃だったという。
「初めて職務質問に遭ったのは、中学3年生の終わり頃でした。制服を着て自転車で地元の家電量販店に向かっているところだったと思います。
その当時は警察と関わる機会はなかったので、突然職務質問をされた時のショックは大きかったですね」
なぜ制服を着た中学生が、夜遅くでもないのに職務質問を受けたのか。中尾さんは警察官に理由を聞いたという。
「自転車の盗難がこの地域で流行っているので、自転車を調べさせてほしいと言われました。
ただ、正直なところ取ってつけたような理由で、今にして思えば建前のようなものだったと思います」
その後都心に引越した中尾さんは、中学3年の終わりから10回〜20回の職務質問を経験する。
夜に街を歩いている時に声をかけられることが多かったというが、都心で夜出歩いている人は決して珍しくない。
そして中尾さんがもっとも「ひどかった」と語るのが、冒頭でも紹介した警察官による職務質問だ。
「友達といつも通り街を歩いていたら、職務質問をされたんです。
僕は、友達も一緒に全員で職務質問を受けるのかなと思っていました。
ですが、一緒にいた友達3人は声をかけられずに、自分1人だけが対象となりました。
なぜ自分だけなんだと聞くと、警察官は『髪型だ』と答えました。
ドレッドヘアの人は薬物を使っている割合が多いので、声をかけさせてもらったと、はっきり言われました」
これはルーツや文化に紐づく特徴を理由とした、典型的なレイシャルプロファイリングだといえる。
中尾さんが受けてきた職務質問は、どのような内容だったのか。
「まず身分証を提出させられて、次に『お札を入れる場所になにか隠していることが多いから』と言われ、財布の中身を見られる。
次に、さらに手荷物も開けて見られ、最終的に身体検査みたいな感じで体を触られる。
徐々に要求レベルを上げていく、一連の流れを警察官の側が持っているように思えます」
そうして10〜20回も職務質問を受けてきた中尾さんだが、中にはこんな不快な体験もあったという。
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