no.
96
地方移住
公開日: 2021/3/2(火)
更新日: 2023/3/27(月)

東京を離れ、限界集落に移住して6年――イケダハヤトさんが語る地方移住のリアル(前編)

公開日: 2021/3/2(火)
更新日: 2023/3/27(月)
no.
96
地方移住
公開日: 2021/3/2(火)
更新日: 2023/3/27(月)

東京を離れ、限界集落に移住して6年――イケダハヤトさんが語る地方移住のリアル(前編)

公開日: 2021/3/2(火)
更新日: 2023/3/27(月)

ブログ「まだ東京で消耗してるの?」(現在は「イケハヤ大学」に改名)などで知られるブロガーのイケダハヤトさんは、2014年に家族で東京近郊から高知県に移住。現在に至るまで、高知県の限界集落(※)で暮らしている。

 

※限界集落:過疎化・高齢化が進展していく中で、経済的・社会的な共同生活の維持が難しくなり、社会単位としての存続が危ぶまれている集落

 

地方や田舎への移住に憧れがあるけれど、仕事や利便性を考えるとなかなか一歩が踏み出せないという人も多い。

 

そこで、地方に移住して6年が経つイケダハヤトさんに、移住先はどのように見つけたのか、限界集落での暮らしはどのようなものなのかなど、さまざまな観点から地方移住のリアルを聞き、地方創生、地域活性化のあり方を探った。
 

※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた1/15のライブ勉強会『「脱・東京」は豊かさを生み出すか?-イケハヤさんと考える「田舎暮らし」と「地域コミュニティとの関わり方」-』の内容をもとに記事化した前編です。

 

<イケダハヤトさん>
1986年神奈川県生まれ。ブログ「まだ東京で消耗してるの?」を運営。2009年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、半導体メーカー大手に就職。と思いきや会社の経営が傾き、11ヶ月でベンチャー企業に転職。ソーシャルメディア活用のコンサルタントとして大企業のウェブマーケティングをサポートし、社会人3年目に独立。会社員生活は色々と辛かったので。2011年からはブロガーとして、高知県を中心にうろうろしています。著書に『年収150万円でぼくらは自由に生きていく(星海社)』『武器としての書く技術(中経出版)』『新世代努力論(朝日新聞出版)』『まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく(幻冬舎新書)』などがある。

住民は約100人、そのうち半分が高齢者の限界集落で暮らす理由

 安部敏樹  まずは地方移住をされた経緯も含めて、自己紹介をお願いできますか。

 

 イケダハヤト  僕は神奈川で生まれ育って、進学、就職とずっと関東で過ごしてきました。

 

もともと横浜市にある東戸塚駅が最寄りだったのですが、開かずの踏切を30分も待ったりしているうちに、都会の生活に嫌気が差してしまって。子どもが生まれたことをきっかけに、都会で子育てするのはしんどいと思って移住を検討し始めました。

 

仕事はインターネットのコンテンツや広告の制作がメインなので、ネットがあればできますし、特に2011年の東日本大震災以降は、僕の古い友人も何人か東京から地方に移住していて。

 

そこで僕もあちこちの地方を探し、その中でもっとも高知県が肌に合うと感じて、2014年に高知市に移住しました。

 

高知市は街中だったので生活は便利でしたが、徐々に「もっと田舎の方に住みたい」と思うようになって、さらに移住先を探して見つけたのが高知県の嶺北エリアだったんです。

 

60歳以上の人口が半分以上を占める限界集落で、暮らしている人も100人程度しかいませんが、移住者も多くて楽しそうな場所だと思い引っ越しました。水も空気も肌に合っていて、とても居心地が良いですね。

 

(写真 イケダハヤトさん)

 

 安部  東京を離れてからもう6年になるんですね。居心地の良さでいうと、東京とどんなところが違うんですか。

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CONTENTS
intro
ホームレス
no.
1
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2
若年介護
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3
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奨学金
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5
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6
差別
no.
7
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8
観光
no.
9
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10
子どもの臓器提供
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11
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12
都市とコロナ
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13
no.
14
ICT教育
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15
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産後うつ
no.
17
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18
宇宙
no.
19
no.
20
戦争
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21
no.
22
人工妊娠中絶
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23
no.
24
緊急避妊薬
no.
25
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26
テロリスト・ギャングの社会復帰
no.
27
no.
28
社会起業家
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29
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30
海上自衛隊
no.
31
no.
32
プロジェクト
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33
ソーシャルビジネス
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34
教員の多忙化
no.
35
no.
36
性的マイノリティ
no.
37
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38
出所者の社会復帰
no.
39
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40
ワクチン
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41
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薬物依存
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43
no.
44
性の悩み
no.
45
no.
46
リブランディング
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47
no.
48
少年犯罪
no.
49
no.
50
学校教育
no.
51
no.
52
LGBT
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53
no.
54
スロージャーナリズム
no.
55
no.
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ソーシャルセクター
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57
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58
教育格差
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59
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60
メディア
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61
大人の学び
no.
62
no.
63
地方創生
no.
64
no.
65
家族のかたち
no.
66
no.
67
他者とのコミュニケーションを考える
no.
68
no.
69
地方創生
no.
70
no.
71
地方創生
no.
72
no.
73
非正規雇用と貧困
no.
74
no.
75
他者とのコミュニケーションを考える
no.
76
no.
77
家族のかたち
no.
78
no.
79
他者とのコミュニケーションを考える
no.
80
no.
81
地球温暖化対策
no.
82
no.
83
就労支援
no.
84
no.
85
1年の振り返り
no.
86
no.
87
動物との共生
no.
88
no.
89
行政のデジタル化
no.
90
no.
91
温暖化対策
no.
92
no.
93
動物との共生
no.
94
no.
95
地方移住
no.
96
no.
97
動物との共生
no.
100
no.
101
温暖化対策
no.
102
no.
103
組織論
no.
104
no.
105
キャリア
no.
106
no.
107
復興
no.
108
no.
109
コミュニティナース
no.
110
no.
111
MaaS
no.
112
no.
113
地球温暖化
no.
114
セックスワーカー
no.
115
no.
116
感染症とワクチン
no.
117
no.
118
大学生の貧困
no.
119
no.
120
温暖化対策
no.
121
no.
122
同性婚
no.
123
no.
124
フェアトレード
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125
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126
シェアハウス
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127
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飲食業
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129
感染症とワクチン
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130
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131
国際報道
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132
no.
133
社会的養護
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134
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認知症
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136
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137
入管法
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138
no.
139
国際問題
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140
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141
コミュニティ
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142
no.
143
コミュニティ
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144
no.
145
コミュニティ
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146
no.
147
吃音
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148
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149
コンサル×社会課題解決
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150
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151
いじめ
no.
152
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153
社会課題×事業
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155
社会課題×映画
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156
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157
感染症とワクチン
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158
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159
社会教育士
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160
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161
山岳遭難
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162
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支援者支援
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いじめ
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ゲーム依存
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トランスジェンダーとスポーツ
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171
うつ病患者の家族
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パラスポーツ
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代替肉
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弱いロボット
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179
戦争継承
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180
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181
女性の社会参画
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183
子どもの居場所
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184
no.
185
感染症とワクチン
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186
no.
187
デジタル社会
no.
188
no.
189
若年女性の生きづらさ
no.
190
no.
191
ゼブラ企業
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192
no.
193
多胎児家庭の困難
no.
194
no.
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ソーシャルイノベーション
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196
no.
197
ジェンダー
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198
no.
199
毒親
no.
200
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201
葬儀
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202
no.
203
感染症とワクチン
no.
204
no.
205
子どもの安全
no.
206
no.
207
優生思想
no.
208
no.
209
感染症とワクチン
no.
210
no.
211
障害
no.
212
no.
213
水産資源
no.
214
no.
215
教育格差
no.
216
no.
217
障害と性
no.
218
no.
219
医療
no.
220
no.
221
シングルマザー
no.
222
no.
223
多文化共生
no.
224
no.
225
誹謗中傷
no.
226
no.
227
児童労働
no.
228
no.
229
不登校
no.
230
no.
231
政治
no.
232
no.
233
食料危機
no.
234
no.
235
お金と社会課題
no.
236
no.
237
震災
no.
238
no.
239
まちづくり
no.
240
no.
241
精子提供
no.
242
no.
243
選挙
no.
244
アロマンティンク・アセクシュアル
no.
245
クラウドファンディング
no.
246
レイシャルプロファイリング
no.
247
子育てと科学的根拠
no.
248
高齢者雇用
no.
249
介護
no.
250
no.
251