性の問題は、個人ではなく社会の問題――パンツを脱いじゃう子どもの裏にある社会課題(後編)
性の問題は、個人ではなく社会の問題――パンツを脱いじゃう子どもの裏にある社会課題(後編)
「人前で服を脱いでしまう、性器をさわってしまう」
「性的な動画・画像をずっと見ている」
こうした障害のある子どもの性のトラブルの背景には、何があるのか。保護者や関係者は、どのような支援ができるのか。
今回は一般社団法人ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾さんにインタビューを行った。
「新しい性の公共をつくる」を掲げ、身体障害者の射精介助支援や、性産業従事者の生活・法律相談「風テラス」など性にまつわる課題解決に取り組む坂爪さんが、障害児と性の問題を語る。
前編では、そもそも坂爪さんが障害児と性の問題を知り、深く関わるようになった経緯、また具体的な問題行動と周囲の反応について語った。
後編では、障害のある子どもの性のトラブルの背景を分析した「氷山モデル」を紹介しながら、具体的な解決策について語る。
※取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われたライブ勉強会「『性』に表れる障害児を取り巻く問題とは〜放課後等デイサービスの現場から〜」で行われました。
1981年10月21日新潟市生まれ。東京大学文学部卒。2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。

(坂爪さん)
性のトラブルは、あくまで「氷山の一角」
坂爪さんは、障害児の家族、障害児が放課後を過ごす『放課後等デイサービス』(以下、放デイ)の職員などに調査を行った結果、「性のトラブルはあくまで氷山の一番上で、その下には、目に見えない様々な課題が積み重なっている」と考えた。
「今回調査をするなかで、例えば小学校1年生、低学年の子どもたちが人前で服を脱いでいるとわかって。その年代においては性的な欲求があるというより、何か別の理由や感情があって、その結果、「服を脱ぐ」という行動が起こっているんじゃないかと思いました」
と坂爪さんは語る。

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