SNSの呪縛から本来のインターネットを取り戻す——スロージャーナリズムの可能性(前編)
SNSの呪縛から本来のインターネットを取り戻す——スロージャーナリズムの可能性(前編)
インターネットは本来、誰でも自由に発信でき、リアクションをもらえる双方向のひらかれた場のはずだった。
しかし、今やSNSが大喜利と炎上に終始する閉じた相互評価のネットワークと化している。
今回は、評論家であり批評誌〈PLANETS〉編集長の宇野常寛さんをゲストに迎え、今のマスメディアやSNSへの問題意識と、PLANETSが実践するスロージャーナリズムの可能性について、リディラバ代表の安部敏樹が聞いた。
※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた9/9のライブ勉強会「PLANETS宇野常寛×リディラバ安部敏樹スペシャル対談 スロージャーナリズムを考える」の内容をもとに記事化した前編です。
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)、『遅いインターネット』(幻冬舎)。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』(河出書房新社)など多数。立教大学社会学部兼任講師も務める。
マスメディアのお題で大喜利するSNS
宇野常寛 いろいろ言っていますが、僕はインターネットの可能性そのものは強く信じているんです。
僕は若い頃かなりデタラメな生き方をしていて、大学卒業後もぶらぶらしていた時期があったりする。そのあともまあ、特にやりたいこともなくて割と適当に就職して働いていたのだけれど、そんな人間がいろいろあってちょっとおもしろいことをやろうと思い立ったとき、唯一使えるツールがインターネットだった。
PLANETSはこのとき僕がブロガーの仲間たちを集めて作った同人サークルが原型だし、作っていったものもインターネットで話題になることで世に知られていったわけです。カネもコネもなくても、自分の言葉だけで勝負できたのは、インターネットがあったからです。
(宇野常寛さん/写真提供 宇野さん)
安部敏樹 僕も当時インターネットにすごく可能性を感じました。分散型だしアナーキーでそれでも前向きで、かっこいいなと。
宇野 ところが今のSNSって、新聞やテレビや週刊誌といったオールドメディアと悪い意味で一体化している。
オールドメディアはインターネットから話題を拾ってくるのに夢中だし、SNSではワイドショーや週刊誌がピックアップした目立ちすぎた人や失敗したひとをあげつらって、大喜利的に叩いて安心したり、スッキリしたりしている。
みんなが叩いている人にうまいダメ出しをした人が座布団を稼ぐような、いじめの巧いやつが得をする世界になってしまっている。
たとえば、シングルマザーの方がネグレクトして子どもを死なせてしまった事件があったとき、ワイドショーは視聴率を稼ぐために、その女性の経歴や交友関係をさんざん暴き立てて、コメンテーターは「本当にひどい母親だ」と人格攻撃をする。それを見ている人たちは自分は「まとも」な側の人間だと溜飲を下げるわけです。
安部 問題を解決する気がないですよね。
宇野 「シングルマザーやシングルファーザーへの公的支援が足りないのではないか? 」とか「親にネグレクトされている子どもを地域社会が発見しやすいような制度はできないのか? 」という、問題解決に寄与する議論は全くできずに、「この母親がひどい」という擬似問題ばかりが広がって、本当の問題は置き去りにされているんです。
安部 問題を解決するには、まず現状を認識して、やれることを一つずつ具体的に前に進めるプロセスが必要です。その先に解決のイメージを持って、自分も解決に寄与していくつもりで、責任を持って発言するのが健全じゃないですか。
しかし、今のマスメディアに出ている人の発信を見ると、番組制作側や視聴者側が求める発言に終始してしまっているように思います。
宇野 放送局は視聴率獲得ゲームをしているし、コメンテーターやそれを見てSNSにハッシュタグで投稿する人たちは、共感獲得のゲームをしている。それをやっている限り、他人の顔色を見たりタイムラインの潮目を読んだりすることでしか発言しなくなる。
だから、SNS以降、報道による世論形成は不可能になったと僕は思っています。
「遅いインターネット計画」が考える読者とメディアの関係性
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