更新日: 2023/9/11(月)
毒親のもとで育った子どもたち――毒親相談の現場から
更新日: 2023/9/11(月)

更新日: 2023/9/11(月)
毒親のもとで育った子どもたち――毒親相談の現場から
更新日: 2023/9/11(月)
「親ガチャ」「アダルトチルドレン」など、生きづらさが家庭環境や親に起因することを示す言葉の一つに「毒親」がある。WebやSNSを中心に話題になることの多い言葉だが、その背景には何があるのか。そして「毒親」のもとで育つというのはどういうことなのか。毒親専門カウンセラーとして多くの相談者を支援する「おとなの親子関係相談所」代表、川島崇照さんに話を聞いた。
※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた「『毒親』相談の現場から〜カウンセラーが見るリアル〜」で行われました。
リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。
川島崇照さん(おとなの親子関係相談所代表)
1974年生まれ、新潟県出身。
家のなかでは日常的に怒鳴り声が飛び交っており、ストレスを抱えた親から毎日のように否定や罵倒を受けていた。そのせいか、いつもビクビクしながら親の顔色を伺っていた。
社会人になってから自信のない自分を変えたいと考え、あるとき受けたカウンセリングをきっかけに自分の親の不健全さに気づく。それまでに悩み続けてきたことの原因が見つかった瞬間。自分が回復していくなかで、同じように親子関係で悩む人を救いたいと考え、会社を辞職しカウンセリングを学び始める。2011年にカウンセラーとして独立し、その後『おとなの親子関係相談所』を設立する。妻と子ども2人をこよなく愛す。
「毒親」が生まれ拡がるまで
毒親という言葉は、アメリカのセラピストであるスーザン・フォワードが1989年に出版した書籍『Toxic Parents, Overcoming Their Hurtful Legacy and Reclaiming Your Life』で初めて登場した。
同書は翌年に『毒になる親 一生苦しむ子供』として翻訳・出版され、国内でも毒親という言葉が知られるようになる。
同書では毒親について、過干渉、ネグレクト、身体的・精神的・性的虐待などによって「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」としている。
「毒親」は学術的用語ではなく、その定義は一定しない。
虐待も含めた不適切な養育全般を含むこともあれば、ドラマ『過保護のカホコ』や『凪のお暇』などで描かれた「虐待とまでは言えないが、過干渉で過保護な親」を毒親と呼ぶ場合もある。
毒親論がここまで広く認知されるに至った要因には、平成12年の児童虐待防止法の改正もあると考えられる。
この改正により児童虐待に暴言や面前DVなどの心理的虐待が含まれるようになった。
虐待防止の全国的な活動を行っているオレンジリボン運動によれば、令和2年度に児童相談所が対応した案件のうち、全体の59.2%が心理的虐待だったという。
家庭での子どもへの抑圧や支配が、いま注目を集めるようになった背景には、毒親・アダルトチルドレン・心理的虐待などの概念によって「ラベリング」をされ、当事者が声を上げられるようになった点が挙げられる。
毒親を持つ子どもの、あるエピソード
「私の母親は劣等感が強く、とてもヒステリックでした。私はとにかく親の恥にならないように行動しなければならなかったし、私が自由に考えて決めたことでも、それが親にとって都合が悪ければ全部制限されました」
現在毒親専門カウンセラーとして多くの相談者を支援する川島さんは、自身も毒親の被害者であったと振り返る。
(川島崇照さん)
みなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。
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******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。
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今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。
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