中退や休学を余儀なくされる学生の実情――コロナ禍で苦境に陥る大学生(前編)
中退や休学を余儀なくされる学生の実情――コロナ禍で苦境に陥る大学生(前編)
新型コロナウイルス感染症の拡大により、国が外出自粛を要請してから約1年が経った。その間、経済は大きな打撃を受け、生活ではオンラインの活用も進み、それと同時にさまざまな社会問題が深刻化した。
文部科学省が全国の国公私立大学(短期大学を含む)及び高等専門学校の学生に向けて行った調査では、2020年4月~12月に新型コロナウイルス感染症の影響で大学を中退した人は1,367人、休学した人は4,434人との結果が出ている。
その背景には学生の経済的困窮や修学意欲の低下などがあるが、具体的にはどのような影響があったのか。2020年4月に各大学での学費の減額を求めて発足した団体「一律学費半額を求めるアクション」の元代表である山岸鞠香さんにお話を聞いた。
※本記事の取材は「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた3/26のライブ勉強会「学費減額運動のその後〜コロナ禍の大学生の苦境〜」で行われました。リディラバジャーナルの取材の様子は「リディ部」でご覧いただけます。
1993年生まれ。神奈川県相模原市出身。フランスで大学院修士課程に入学し、国内外を行き来するうちに、日本のアカデミアの異様さを無視できなくなり、2019年5月頃から意見発信を開始。問題意識を共にする大学院生たちと出会い交流するうちに、Change Academiaという活動が発足した。大学院修了後は、理化学研究所研究パートタイマーとして自身のテーマの数学研究を行う傍ら、団体代表として言論活動や公教育への問題意識向上のための草の根活動をしている。コロナ禍においては、全国の大学や専門学校で立ち上がった、150名を越える学費減額を求める署名活動発起人やChange Academiaの仲間と共に「一律学費半額を求めるアクション」という活動を行い、「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』の制度発足に貢献した。各学生団体は後進に引き継ぎ、自身は2020年秋から大学院博士課程に進学の予定だったが、諸事情により今年度末で民間に転職の予定。一律学費半額を求めるアクション元代表。
収入は減少、支出は増加
コロナ禍で学生が大学を中退、あるいは休学する理由の一つが、経済的困窮だ。
外出自粛や営業時間の短縮などで、たとえば飲食業界が深刻な影響を受けていることは想像に難くない。飲食店や小売店では多くの学生がアルバイトしており、アルバイト先の休業や営業時間の短縮で、学生が仕事をする機会は大きく減少した。
また、多くの学生が講師としてアルバイトする学習塾なども、授業自体がなくなった。もともと予定されていたシフトがなくなった場合は休業支援金として多少の補償が出たが、その先のシフトが組まれず、補償すらも受けられないということも起こった。
山岸さんがファーストフード店でアルバイトしている学生から聞いた話では、お店自体は営業しているものの、テイクアウトのみの営業になったことによって人手があまりいらなくなり、数少ないシフトはフリーターなどの人に優先的に割り当てられているという。
日頃から多くのシフトをこなしているフリーターなどの人たちは、そのアルバイトが生活基盤だと認識されている一方で、学生の場合はお小遣い稼ぎだと考えられているというのがその理由だ。
しかし「昔から大学の学費は段階的に引き上げられています。自身のアルバイト代も含めて学費や生活費をやりくりしている学生が増えているなかで、アルバイトがなくなるのは死活問題です」と、山岸さんは話す。
また、学生の生活基盤を支えていると考えられている保護者の収入も、コロナ禍で減少している。「一律学費半額を求めるアクション」で行ったアンケートでは、6割超が「保護者の収入が減った」と回答したという。
「一口に親の収入が減ったといってもいろいろなパターンがあり、母親のパートがなくなったという人もいれば、父親が経営している会社が傾いたという人もいます。
経済活動が一気に停滞したことで、これまでお金に困った経験のない人が、急に大学を続けられないかもしれないということに直面したんです」
学生を経済的困窮に陥らせるのは収入の減少ばかりでなく、支出の増加も一つの要因だ。
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