更新日: 2023/6/30(金)
ホロコーストの原因は「傍観者」にある。これから必要な戦争伝承とは?(後編)
更新日: 2023/6/30(金)

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ホロコーストの原因は「傍観者」にある。これから必要な戦争伝承とは?(後編)
更新日: 2023/6/30(金)
アウシュヴィッツ博物館唯一のアジア人ガイドとして虐殺の歴史を伝え続けてきた中谷剛さんは、「“自分と変わらないごく普通の人が、いとも簡単に人を殺した”という事実に向き合う必要がある」と語る。そんな中谷さんに、前編に引き続き、リディラバジャーナル編集長の安部敏樹が話を聞いた。
※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた2020/8/6のライブ勉強会「アウシュヴィッツ博物館唯一の日本人ガイド中谷剛さんと考える、戦争の伝え方とホロコーストからの学び」の内容をもとに記事化した後編です。
1966年兵庫県生まれ。1991年よりポーランドに居住し、1997年、ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアムの公認ガイドの資格を取得。現在、同ミュージアムの唯一の日本人ガイド。通訳・翻訳家。オシフィエンチム市に妻と息子二人と暮らす。著書『ホロコーストを次世代に伝える』(岩波ブックレット)
民主主義が引き起こす「分断」と少数派の「諦め」
安部 日本とポーランドで、戦争伝承に違いはあると思いますか。
中谷 まず、子どももお年寄りも見境なく殺されたホロコーストは一般的な「戦争」とは少し毛色が異なります。ユダヤ人はもちろん、ユダヤ人を匿ったポーランド人も殺されていますし、ロマやLGBT、障害者も殺されています。これは、日本人が不得手な「人権」の問題だと言えます。
日本は人権について学校教育で掘り下げませんよね。いま、アメリカの黒人差別問題に世界から注目が集まっていますが、日本人は自分ごととして捉えるのが難しいのではないでしょうか。日本に同じ問題があると思っていない。自分が少数派になるケースが少ないし、みんな多数派でいようと努めますよね。
安部 リディラバジャーナルでは、Black Lives Matterの問題を取り上げた後に、在日コリアンである具良鈺弁護士へのインタビューを行いました。日本にも差別はあるし、もっと言えば誰もがマイノリティの側面を持っているはずなのに、なかなか意識することがないんですよね。
中谷 日本では「民主主義なんだから多数派が権利を持つのが当たり前」と思い込んでいる人が多いと感じます。でも、そこに落とし穴がある。
誰かが差別や迫害を受けたときに、大衆が「自分たちはマジョリティ側だから関係ない」と放置することがホロコーストにつながっていくんですよ。
みなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。
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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。
******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。
続きをみる※この投稿はリディラバジャーナルの会員限定FBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。*****みなさん、こんにちは!!!リディラバジャーナルの井上です。
今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。
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編集部の井上です。今日は、
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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。
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