更新日: 2023/3/27(月)
社会に「問い」を投げかけることで生まれるもの——プロジェクトにおける社会変革の起こし方(後編)
更新日: 2023/3/27(月)

更新日: 2023/3/27(月)
社会に「問い」を投げかけることで生まれるもの——プロジェクトにおける社会変革の起こし方(後編)
更新日: 2023/3/27(月)
今回は「社会変革を起こすイケてるプロジェクトのつくり方」をテーマに、実業家やプロデューサー、大学教員、コメンテーターなど幅広く活躍する株式会社NEWYOUTH代表の若新雄純さんと、ビジョニングを事業内容に掲げ、企業の非連続成長の支援に取り組む株式会社NEWPEACE代表の高木新平さんが登場。
おふたりが大切にしている考え方や、既存の価値観を否定せずに社会を変革していく工夫について語ってもらった前編に引き続き、後編では公共セクターとの仕事をする理由や、目指す社会について語ってもらった。
※本記事は、「リディ部〜社会問題を考えるみんなの部活動〜」で行われた7/29のライブ勉強会「高木新平×若新雄純×安部敏樹 〜社会変革を起こすイケてるプロジェクトのつくりかた〜」の内容をもとに記事化した後編です。リディ部について詳しくはこちら。
3.11を契機に博報堂から独立。コンセプト型シェアハウスを全国各地に立ち上げ、ブームを牽引。そこに集まった仲間でSNS署名活動「ONE VOICE CAMPAIGN」を立ち上げ、ネット選挙運動解禁を実現。 2015年「20世紀からの解放」を掲げ、Visioning Company NEWPEACEを創業。自動運転・シェアリングエコノミー・SDGsなどの社会浸透を仕掛ける。 2017年より、会員招待制カレー屋「6curry」、Gender Freedom「REING」などのサードコミュニティ事業を展開。その他、クリエイティブキャピタル「NEWS」共同代表、イノベーション政策共同体「Public Meets Innovation」創設理事、シェアエコ協会 / ベンチャーキャピタル「NOW」アドバイザー。
㈱NEWYOUTH 代表取締役、慶應義塾大学特任准教授などを兼任。大学在学中に就労困難者支援を行う㈱LITALICO(東証一部上場)を共同創業するも、拡大する組織に葛藤し2年足らずでCOOを退任。その後大学院での研究活動を経て歌舞伎町でバーを経営するなど、独自のスタイルを模索。現在は、大学で「創造するコミュニケーション」を研究しながら、新しい働き方や組織、地方創生・まちづくり、キャリア・教育などに関する実験的な企画を多数行う。全国のニートを集めた株式会社の発足や、女子高生がまちづくりを楽しむ「鯖江市役所JK課」(市が総務大臣賞を受賞)などをプロデュース。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」など多数のテレビ・ラジオ番組に出演中。慶應義塾大学大学院修了、修士(政策・メディア)。
「実験」から見えてきた新たなビジョン
若新雄純 僕は5年前に「ゆるい移住」という、最大半年間無料貸出の住宅で共同生活をしながら、田舎での暮らしをゆるく体験できるプロジェクトを地元福井の鯖江市というまちに提案して実施したんです。
今は、移住をするときは「まずお試しで」という流れが当たり前になったけれど、その頃は「納得できる移住先をきっちり決めてからじゃないと移住できない」という風潮があった。
当時、移住を推奨する自治体は「家や仕事を用意したので、移住の受け入れ準備は万全です」みたいなプランが多かったし、移住する側からしても「東京の生活を捨てたんだから(移住に)成功しないと負け」みたいな感じがあった。
だけど、それだとうまくいかないんじゃないかなと思っていて。田舎って、実際に行ってみて初めてわかることが多いですよね。
(写真pixabay)
でも「従来のやり方をいきなり差し替えましょう」というとこれまでのやり方を否定することになるから、実験というくくりにして提案したんです。「差し替え」にすると、差し替えたプランがうまくいかなかったら、それが完全に間違っていたということになってしまうでしょ。
「実験」というくくりにすれば、試しに住んでみて、そこで試行錯誤してもらって、おもしろいと感じたら移住を決めることができる。
実験だからうまくいくかどうかはわからないし、試してみてうまくいけばそれでいい。結果的に一人も定着しなくても、このプロジェクトで学んだことを今後に活かしていけばいいということを市長にも納得してもらってスタートして。
「家賃が無料だから旅行気分で来ているんじゃないか」「本当に移住する気があるのか」とか否定的な意見もたくさんあったけど、結果としてはすごくうまくいったんですよね。
行く前には別にその街に住みたいとは思っていなくても、現地へ行ってそこでの経験やプロセスを通して、意思が変わることもある。
目的に縛られすぎなくても、コミットしたり新しい人生プランをつくったりできることも徐々にわかっていく。このプロジェクトで「人間の生活」という営みを通じて、新しいビジョンが見えてきました。
社会に問いかけ続けていく
安部敏樹 若新さんの「ゆるい移住」のようにゆるいプロジェクトがパッと生まれて、それがメインストリームに変わっていくときって、また違った戦いが必要になってくるんじゃないかと思います。そのへんは、どう乗り越えるべきなんでしょうか。
みなさんこんにちは、リディラバの鈴木です!今回は、リディラバジャーナルで公開中の構造化特集「地域医療」の冒頭をこちらのnoteでも公開します。何かあったら病院で治療が受けられる。私たちの「当たり前」を維持するために、様々な課題を抱えながら尽力する医療現場の姿を知ってもらえたら嬉しいです。
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この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。
******みなさん、こんにちは!担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。
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今週はとても嬉しいことがあったので、ご報告させてくださいm(_ _)m
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早くも4月ですね。あっという間に過ぎ去る日々に「!?!?」という感じですが、今日も今日とて、リディラバジャーナルのご案内です。
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編集部の井上です。今日は、
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2〜3月は3年ぶりの構造化特集の復活ということで、「無戸籍」をテーマに構造化特集をお届けしてきました。
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