教育をアップデートする「個別最適化」と「全人類研究者計画」
教育をアップデートする「個別最適化」と「全人類研究者計画」
人工知能やテクノロジーの発展により、与えられた問いを「解く」ことから問いを「設定する」力の重要性が叫ばれている。
そこで教育業界で活躍するお三方を迎え、課題を設定するために、現代の教育に必要なことを語ってもらった。
聖光学院で校長補佐を務める五十棲浩二さんをモデレーターに迎え、人工知能による学習の個別最適化に取り組む、株式会社COMPASS代表・神野元基さん、「全人類 研究者計画」を提唱する、株式会社リバネス代表取締役副社長・井上浄さんが、教育の目指す方向性について考える。
※本記事はリディラバが主催するカンファレンスR-SICのセッション「センス or 学習?「ビジョンを描く力」を徹底解剖」を記事にしたものです。
好奇心を失わせないための教育とは?
五十棲浩二 まずはおふたりが教育に取り組むうえで重視していることを教えてください。井上さんからいかがでしょうか。
井上浄 僕は人が勇気を持って一歩踏み出すときには、情熱やワクワクする好奇心がすごく大事だと思っています。そのために必要なのが、「課題を見つける力」です。

株式会社リバネス 代表取締役副社長CTOの井上さん。
「課題を見つける力」というのは、さまざまな物事をおもしろおかしく捉える力だと思うんです。僕は、これを論理的思考ならぬ、「好奇的思考」と呼んでいて。
これはすごく重要だと思うのですが、教わる機会がないんですよね。学校では、みんなに納得してもらうための論理的思考は教わるんだけど、その根本にある物事の見方を教わることがない。
五十棲 私も教育は子どもたちがワクワクする状況を創り出すことが一番大事だと思っています。でも、なかなか難しい。どうやったら、ワクワクする好奇心をかきたてることができるのでしょうか。
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