“いないこと”にされてきた女性たち | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
ログイン
特集
女性のひきこもり:“いないこと”にされてきた人々
第二回

“いないこと”にされてきた女性たち

「外出は日々の買い物のためにスーパーマーケットに行くのと、4週間に1回の通院だけ。誰かに話しかけられるかもしれないと思うとゴミ出しも緊張しました。ひきこもりの期間が長引くにつれて、全てが怖くなって一歩が踏み出せなくなってしまったんです」

 

そう語るのは、さきちあきさん(仮名)。2015年に仕事を辞めてから専業主婦となったさきさんは、約2年間ひきこもっていた。

 

(ぱくたそ)

「私がいなくても社会はなんら問題ない」

ひきこもった経緯について、さきさんは以下のように説明する。

 

「地方から引っ越してきたので周囲に友人もおらず、仕事を辞めてしまうと本当に知り合いがいない状態でした。当時は子どももおらず、趣味もなかった。ふたり暮らしなのでそこまで家事が大変ということもなく、何もすることがないし、外に出る用事がなかったんです。元々対人恐怖のようなものもあり、人に会わなくなるとスーパーのレジの人にも緊張するようになって……。結果的にひきこもるようになりました」

 

 

また、当時の心境についてこう語る。

 

...

リディラバジャーナルの他の特集
女性のひきこもり
全5回
2-1.“いないこと”にされてきた女性たち