もしかして妊娠している……。身近な人に相談もできず、困惑する母親たち | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特別養子縁組:「育てられない」と「産めない」を繋ぐ特別養子縁組―喪失からはじまる三方良しの輪―
第一回

もしかして妊娠している……。身近な人に相談もできず、困惑する母親たち

「本当に、本当に可愛くて。本当に可愛くて、やっぱり養子縁組はやめたいなと思うことは何度もありました」

 

電話越しにそう語るのは24歳でパートナーとの間に生まれた子どもを特別養子縁組に託された、原田さん(仮名)です。

 

原田さんは、家庭の経済状況と精神疾患を患っている原田さんご自身の心身を考慮して、みずから子育てができる状況ではないと判断し、子どもを別の家族に託す特別養子縁組に出すことを決めました。

 

妊娠中は「身体的にも精神的にも厳しい状況」にあり、子どもが生まれてくることに対して嫌悪感を抱いたこともあったそうです。

 

しかし、生まれた子どもを見てその気持ちは大きく変わったと原田さんは振り返ります。

 

「産後、入院中にはやっぱり自分で育てたいなと何度も思いました。でも、何より赤ちゃんにすごく苦労をかけてしまうだろうな、ということが心にあったので、我慢して送り出しました」

 

自分の子どもが可愛くて仕方なかった、それでも原田さんは子どもを特別養子縁組に出すことを決めました。

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特集 特別養子縁組:「育てられない」と「産めない」を繋ぐ特別養子縁組―喪失からはじまる三方良しの輪― 全15回
0章 はじめに
1章 生みの親の事情と養子縁組あっせん機関との関係性
2章 施設養護から家庭養護への転換
3章 養子縁組の仲介役 行政機関・児童相談所と民間あっせん機関
4章 養親の事情と養子縁組あっせん機関との関係性
5章 安部コラム
特別養子縁組
全15回
1-1.もしかして妊娠している……。身近な人に相談もできず、困惑する母親たち