ソーシャルセクターのバックオフィスに求められること
ソーシャルセクターのバックオフィスに求められること
さまざまな社会問題におけるアクターとして、いまや不可欠な存在と言えるNPOをはじめとするソーシャルセクター。だがその実態は、事業の推進力はあるものの、バックオフィスの業務についてはまだまだ脆弱という団体も少なくない。
ソーシャルセクターのバックオフィスに求められる役割とはどんなことか。そして、その意義や重要性はどんなところにあるのか。
東京工業大学准教授の西田亮介さんをモデレーターに、特例認定NPO法人e-Educationの元事務局長である薄井大地さん、認定NPO法人フローレンスのディレクターである宮崎真理子さんが語り合った。

※本記事は、リディラバが主催する社会課題カンファレンス R-SIC 2019のセッション「バックオフィスの名手が語る 『伸びる組織の支え方』」を記事にした前編です
営利・非営利のバックオフィスの違い
西田亮介 まずお伺いしたいんですが、お二人の考えるバックオフィスの業務とはなんでしょう。
薄井大地 私は途上国の子どもたちの教育支援を行うe-Educationという団体で、代表を支えるポジションの事務局長を3年間やっていました。
その経験からお話しすると、事業の現場はバングラデシュの村やフィリピンの島などで、私は東京の事務局でお留守番係をしていたんですね。
事務局では会計業務を行ったり、組織が成長フェーズを迎えたときの仕組みをつくったりしていました。
たとえばスタッフが入れ替わっていく際、現場の知見を持っている既存スタッフと入社1ヶ月の新人スタッフが、団体の未来のイメージを共有できるわけがない。そのギャップから生まれる業務上の衝突を防ぐ、あるいは最小化する仕組みをつくっていました。
現場のインパクトを最大化させるための事前策や、衝突が起きてしまったときの対処法を考えることが、私の担っていたバックオフィスの業務でしたね。

宮崎真理子 私はバックオフィスを「団体の思いを持続可能な形に仕上げていくプロフェッショナル」だと考えています。
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