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    • 特集「リディフェス2026」第5回公開。政治・行政の現場から、社会の仕組みを誰が担うのかを考える

      特集「リディフェス2026」第5回を公開しています。「政治・行政」分科会では、政治や行政に携わる登壇者たちが、なぜその仕事を選んだのかを振り返りながら、「社会の仕組みを誰が、どのように担うべきなのか」を話し合いました。私たちは、すでにつくられた社会の中で暮らすだけでいいのか。政治や行政に任せきりにせず、一人ひとりが社会をつくる側に回ることの意味を、記事でお届けします。記事はこちらから。

      2026/10/27(火)
    • 特集「リディフェス2026」第3〜4回公開。“AI時代の学び”と“教育のあり方”を考える

      特集「リディフェス2026」第3〜4回を公開しています。「教育」分科会の前編では、AIがすぐ答えを返す時代に、人はなぜ学ぶのか。学校の勉強だけではない学びや、自分で考えることの意味を考えます。後編では、教育はどんな力を育み、その力をどう評価するべきなのか。評価のものさしや、学びを支える環境に目を向け、教育のあり方を問い直します。前編はこちら/後編はこちら

      2026/10/20(火)
構造化特集
歓楽街の若者支援 第5回
公開日: 2026/9/15(火)

つながりを阻む「3つの見えない壁」——若者支援の課題

公開日: 2026/9/15(火)
構造化特集
歓楽街の若者支援 第5回
公開日: 2026/9/15(火)

つながりを阻む「3つの見えない壁」——若者支援の課題

公開日: 2026/9/15(火)
構造化の視点

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園—&m

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歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園——。全国の歓楽街には、遊びや仕事を目的に訪れる人だけでなく、家庭や学校に居場所を失った若者も集まっている。歓楽街を訪れる若者すべてが危険な状態にあるわけではないが、中には性的搾取、オーバードーズや自傷、闇バイトなど、心身の危険や犯罪と隣り合わせの日常を送る人も少なくない。困難を抱える若者と向き合うため、相談員たちは日々現場に立ち続けているが、そこには支援を阻む構造的な困難が存在している。相談員視点からの構造的な問題を明らかにし、「支える人を支える仕組み」の必要性を問う。

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園——。全国の歓楽街には、遊びや仕事を目的に訪れる人だけでなく、家庭や学校に居場所を失った若者も集まっている。歓楽街を訪れる若者すべてが危険な状態にあるわけではないが、中には性的搾取、オーバードーズや自傷、闇バイトなど、心身の危険や犯罪と隣り合わせの日常を送る人も少なくない。困難を抱える若者と向き合うため、相談員たちは日々現場に立ち続けているが、そこには支援を阻む構造的な困難が存在している。相談員視点からの構造的な問題を明らかにし、「支える人を支える仕組み」の必要性を問う。

歌舞伎町、大阪ミナミ、福岡・警固公園——。全国の歓楽街には、遊びや仕事を目的に訪れる人だけでなく、家庭や学校に居場所を失った若者も集まっている。歓楽街を訪れる若者すべてが危険な状態にあるわけではないが、中には性的搾取、オーバードーズや自傷、闇バイトなど、心身の危険や犯罪と隣り合わせの日常を送る人も少なくない。困難を抱える若者と向き合うため、相談員たちは日々現場に立ち続けているが、そこには支援を阻む構造的な困難が存在している。相談員視点からの構造的な問題を明らかにし、「支える人を支える仕組み」の必要性を問う。


オーディオブック(ベータ版)

※本記事には、暴力や性的搾取、自傷など、深刻な困難に関する記述が含まれています。読むことで精神的な負担を感じたり、過去のつらい記憶がよみがえったりする可能性があります。ご自身の状態を優先し、無理のない範囲でお読みください。

 

リディラバジャーナル構造化特集「歓楽街の若者支援〜奮闘する現場と、支援を阻む構造〜」

 

第5回となる本記事では、第2章「当事者への支援を阻む構造」の入り口として、相談員と困難を抱えた若者を隔てる初期の障壁を解き明かす。

 

 

「2,000人に出会って、面談につながるのは250人。リスクが高い層ほど、支援に乗ってこない」——福岡の歓楽街にある「警固公園」で若者支援を行うNPO法人あいむ代表の藤野荘子さんは、現場が直面する現実をそう明かす。

 

 

2,000人すべてが支援を必要としているわけではないが、面談につながらなかった若者の中にも、支援者から見てリスクが高く、アプローチしても相談や面談に応じない人がいるという。

 

第1章(第1〜4回)では、歓楽街が一部の若者にとって居場所や働く場所となる一方、その中で搾取や犯罪に巻き込まれ、もともと抱えていた困難がさらに深まるケースを見てきた。

 

では、現場の相談員たちは、困難を抱える若者とつながることのどこに難しさを抱えているのか。

 

相談員と若者の間に立ちはだかるのは「3つの見えない壁」だ。当事者にとって誰を信頼すればいいのか判断することが難しい「認知の壁」、過去の傷や大人への不信感などから生まれる「心理の壁」、空間と行動がすれ違う「物理の壁」である。

 

今回は、中小規模の支援団体・相談員や元当事者へのインタビューを通じ、この「3つの壁」の正体と、それを越えようとする現場の取り組みを追う。

【第1の壁】「認知」の壁——優しい悪い大人と偽支援者

困難を抱えた若者とつながろうとする際、最初に立ちはだかるのは、若者自身が抱く「誰が味方か分からない」という認知の壁だ。

 

東京の歓楽街で女性支援を行うNPO法人BONDプロジェクト代表の橘ジュンさんは、誰を信頼すればよいのか判断することの難しさをこう明かす。

 

橘ジュン(タチバナ・ジュン)
NPO法人BONDプロジェクト代表、ルポライター。2006年に雑誌『VOICES』を創刊。2009年、10代・20代の生きづらさを抱える女の子を支える同法人を設立。虐待や貧困などの困難を抱える少女のため、全国の歓楽街を回りパトロールや保護を行う「動く相談窓口」として活動。著書に『漂流少女』等がある。  

 

「当事者からすれば、相談支援団体も悪い大人も同じに見えてる可能性がある。SNSでは支援者ですって言ってるけど、ただの下心ある大人がいっぱいいる。そういう大人が、本当に多い。だから、本当の支援者も信用されない。歓楽街で出会う悪い大人がわかりやすく黒いサングラスかけてくれればいいんですけど、実際はすごく優しく近づくから」

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リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
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CONTENTS
intro
歓楽街の中にある、当事者の困難を深刻化させる構造
no.
1
no.
2
no.
3
no.
4
当事者への支援を阻む構造
no.
5
no.
6
中小規模の支援団体が、相談支援を深める・広めることが難しい構造
no.
7
中小規模の支援団体が、安定的に活動を続けることが難しい構造
no.
8
特別対談「事件の後で」
no.
9