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    • 【記事版 #あべラジオ】安部×安野たかひろ氏対談回・前編を公開!

      前回の都知事選で注目を集めた安野たかひろ氏。十年前共にアメリカ縦断して以来、友人である安部の前で見せる素顔とは?「政治の世界は入りにくいし、出にくい」——都知事選を経験して目の当たりにした日本の政治システムの課題や、政治家の新陳代謝が進まない構造的問題も。記事はこちらから。

      2024/10/30(水)
構造化特集
新型コロナウイルス 第1回
公開日: 2020/5/5(火)

「病院が潰れてしまう」医療崩壊と経営危機に晒される現場

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構造化の視点

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症。その対策

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世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症。その対策における日本の政 治的意思決定と、それらを国民に届けるパブリックコミュニケーションおよびオペレーションの課題について、政府、地方自治体、医療現場、そして国民の視点から考えていく。

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オーディオブック(ベータ版)

新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、医療現場の逼迫した状況が繰り返し報道されるようになっている。院内感染、マスクや防護服の不足、医療従事者の疲弊など、現場からは悲痛な声が聞こえてくる。では、いま、医療現場では何が求められているのか。

医療崩壊を防止するために何が必要なのか

「発熱外来を設置したが、感染予防の専門家の研修や指導などのレクチャーなしで開いているので感染の危険がないか心配」


「マスクは1日1枚、2日に1枚、1週間に1枚などの使用制限がある」「ごみ袋をエプロンとして使用」

 

「直接対峙するER(救急救命室)や感染病棟の職員が疲弊しているが、代われる職員がいない(そこへ行きたがらない)」

 

これらは医療・介護・福祉の職場で働く労働者による労働組合「日本医療労働組合連合会」が加盟組合の病院を対象にした調査(「『新型コロナ感染症』に関する実態調査」※)によせられた回答の一部だ。

 

※調査期間は2020年4月13日~4月21日。

 

いまとなっては、新型コロナウイルス感染患者・感染疑い患者が搬送される「感染症指定医療機関」にかぎらず、どの医療機関においても感染した患者と接する可能性がある。だが、必要とされている防護具や人は不足していることがわかる。

 

日本医療労働組合連合会・書記長の森田進さんは、院内感染などの医療崩壊を防止するためには、「感染患者・感染疑いのある患者を受け入れる医療機関と、そうでない医療機関とで棲み分けをする必要がある」と主張する。

 

「そのために、PCR検査を受けるための検査所は、医療機関とは別に設置するべきだと考えています。たとえば区役所の前に発熱センターなどをつくっている自治体もあります。そこで、トリアージ(傷病の緊急性や重症度に応じて治療の優先度を決めること)をして、各医療機関にふり分けていくことが必要です」

 

棲み分けをすることで、限りある人や防護具を効率的に割りふることができる。だが、こうした検査所を新たに設置できるかどうかは、自治体がどのぐらいヒト・モノ・カネを持っているかによる。

 

そのため、「自治体任せにするのではなく、国がリーダーシップをもって、検査体制の仕組みをつくり、財政的支援をしていくべきです」と森田さんは強調する。

 

「国が枠組みをつくったうえで、各自治体が拠点となる医療機関に感染者の受け入れを要請し、医療機関ごとに棲み分けをしていく。緊急事態宣言をしたいまはそれが可能です。地域の開業医は外来の患者が減っているので、人手が足りない拠点病院を手伝ってもらい、その分の費用を国が補填することが必要だと思います」

感染への恐怖だけでなく、経営悪化の危機にも…

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リディラバジャーナル編集部
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