ある調査が示す、生活保護に対する市民感情の実態 | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
生活保護バッシング:生活保護の利用は“恥”なのか
第三回

ある調査が示す、生活保護に対する市民感情の実態

「生活保護利用者をバッシングするかのような報道によって作り上げられた不信感が、生活保護制度の厳格化を求める世論形成につながっている」

 

そう指摘するは、生活保護に関する研究を行う日本福祉大学の山田壮志郎准教授だ。山田准教授は、これらの世論が生活保護制度に関する政策にも影響していると強調する。

 

「2013年の生活保護基準の引き下げは、生活保護費が高すぎるといった世論の高まりを根拠の一つに実施されました。2012年以降の生活保護バッシングによって醸成された生活保護に対する否定的な市民感情が、実際の政策動向にも少なくない影響を与えているんです」 

引き下げられ続ける生活保護基準

生活保護基準は生活保護によって給付される金銭の基準額を指す。これが引き下げられることは、利用者の生活費が削減されることを意味する。

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特集 生活保護バッシング:生活保護の利用は“恥”なのか 全11回
0章 はじめに
1章 生活保護バッシングが生む弊害
2章 イメージで語られがちな生活保護の実態
3章 「ジャンパー事件」から2年、小田原市の改革
4章 安部コラム
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1-3.ある調査が示す、生活保護に対する市民感情の実態