NPOのバックオフィスに必要な「攻めと守りのバランス」とは? | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
R-SIC:バックオフィスの名手たち
最終回

NPOのバックオフィスに必要な「攻めと守りのバランス」とは?

さまざまな社会問題におけるアクターとして、いまや不可欠な存在と言えるNPOをはじめとするソーシャルセクター。だがその実態は、事業の推進力はあるものの、バックオフィスの業務についてはまだまだ脆弱という団体も少なくない。

 

ソーシャルセクターのバックオフィスに求められる役割とはどんなことか。そして、その意義や重要性はどんなところにあるのか。

 

東京工業大学准教授の西田亮介さんをモデレーターに、特例認定NPO法人e-Educationの元事務局長である薄井大地さん、認定NPO法人フローレンスのディレクターである宮崎真理子さんが語り合った。

 

※本記事は、リディラバが主催する社会課題カンファレンス R-SIC 2019のセッション「バックオフィスの名手が語る 『伸びる組織の支え方』」を記事にした後編です。

攻めに攻めて、最後に守る

 西田亮介  前回はソーシャルセクターにおけるバックオフィスの役割についてお話しいただきましたが、今回はまずバックオフィスの業務に向いている人や、その業務に必要な能力をお聞きできればと思います。

 

 宮崎真理子  一つは「攻めと守りのバランスが良い人」ですね。

 

NPOは既存の枠組みでは解決できない問題を事業とするので、たとえば法律の解釈の余地があるところを攻めながら、事業推進を加速させていく必要があります。

 

そのときに「一般的ではないからダメ」という発想に陥ってしまうと、事業推進にブレーキをかけることになってしまいます。

 

そこは「リスクはあるけどこの解釈ならいける」とか「ここが指摘されたらこういう回答をしよう」と考え、攻めていく力が必要だと思います。

 

あと私がよく言うのは、「曖昧耐性」を持っていることが大事なのかなと。私たちは枠組みをつくる人なので、枠組みのない曖昧な状態だからこそ興奮するような人のほうがうまくいきます(笑)。

 

 

また、NPOはメンバーが多様なので、コミュニケーション力は必要です。バックオフィスでは社内の内規をはじめさまざまな仕組みをつくることになりますが、それはただ単にルールを設定しているのではなく、組織文化をつくっていることでもあります。

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R-SIC
全2回
1-2.NPOのバックオフィスに必要な「攻めと守りのバランス」とは?