摂食障害に“市民権”を | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
摂食障害:「やせたい」に潜む心の病
第七回

摂食障害に“市民権”を

「ランチなんてもうできないと思っていました。誰かと一緒にご飯を食べることはとても勇気のいることだったんです」――。

 

誰しも生活のなかで避けてはとおれない食べるという行為。

 

しかし、「普通に食べる」ことができず、多くの人にとって日常の出来事であるランチや飲み会に足を運ぶことが躊躇われる……。

 

そんな苦悩を抱えるのが「摂食障害」に苦しむ人々です。

 

(acworks/photoAC)

 

大学時代から9年間摂食障害に向き合う金子浩子さん。金子さんは人と一緒にごはんを食べることの難しさについて次のように語ります。

 

「人との付き合いにはつきものの『食べる』という行為ですが、ご飯がどうしても食べられなくて残していると、やっぱり他人の視線が気になってしまうんです。一方で過食のときには、無我夢中で食べてしまうので、変な目で見られているのではないかと感じていました」


金子さんは食育イベントや、摂食障害について考えてもらうイベントを開催しています。


「摂食障害ということを相手に伝えたほうが気持ちは楽なのですが、病気のことを伝えると下手に偏見を持たれてしまうことや、過度に気を遣わせてしまうこともあり、カミングアウトするにも勇気がいるんです」

当事者を傷つける言葉たち

そんな摂食障害に苦しむ人たちを周囲の人はどう支えることができるのか。

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