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特集
特別養子縁組:「育てられない」と「産めない」を繋ぐ特別養子縁組―喪失からはじまる三方良しの輪―
第十一回

「すべてがハッピー」ではない。特別養子縁組によって家族が新たに誕生する瞬間

「生みのお母さんの気持ちを思うと、辛くて逃げ帰りたくなりました」

 

こう話すのは、約一年前に特別養子縁組をおこない、養子を授かった養親(養子を家族として迎える親)の石井友子さん(仮名)です。

 

「子どもの生みのお母さんと養親が対面するケースは多くない」と特別養子縁組の支援をおこなう一般社団法人ベビーライフ(東京都)の川上真季さんは言いますが、石井さん夫妻は子どもを迎えに行く際に、生みの母親と対面する機会がありました。

 

生みの母親は子どもと別れる辛さから言葉にならないほど泣いていて、「(石井さん夫妻と)まともに会話できない状況だった」と友子さんは語ります。

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特集 特別養子縁組:「育てられない」と「産めない」を繋ぐ特別養子縁組―喪失からはじまる三方良しの輪― 全15回
0章 はじめに
1章 生みの親の事情と養子縁組あっせん機関との関係性
2章 施設養護から家庭養護への転換
3章 養子縁組の仲介役 行政機関・児童相談所と民間あっせん機関
4章 養親の事情と養子縁組あっせん機関との関係性
5章 安部コラム
特別養子縁組
全15回
4-1.「すべてがハッピー」ではない。特別養子縁組によって家族が新たに誕生する瞬間