急速に高齢化が進むなかで、高齢者虐待の件数も増加してい
急速に高齢化が進むなかで、高齢者虐待の件数も増加している。加害者の多くは、介護者家族だ。しかし「加害者」とされる介護者もまた困難に直面している。特集では「被介護者」「介護者家族」「介護施設職員」それぞれが抱える課題に着目。高齢者虐待が引き起こされる要因を探っていく。

急速に高齢化が進むなかで、高齢者虐待の件数も増加している。加害者の多くは、介護者家族だ。しかし「加害者」とされる介護者もまた困難に直面している。特集では「被介護者」「介護者家族」「介護施設職員」それぞれが抱える課題に着目。高齢者虐待が引き起こされる要因を探っていく。
急速に高齢化が進むなかで、高齢者虐待の件数も増加している。加害者の多くは、介護者家族だ。しかし「加害者」とされる介護者もまた困難に直面している。特集では「被介護者」「介護者家族」「介護施設職員」それぞれが抱える課題に着目。高齢者虐待が引き起こされる要因を探っていく。
「食事を無理やり口に入れる」「ベッドや車いすに縛り付ける」「指示に従わないとして叩いてしまう」――。
これらは介護施設職員らによる「高齢者虐待」の一例だ。その件数は2018年度で621件と、家族や親族らによる虐待を含めた高齢者虐待全体の件数のうち4%に満たない。しかし前回、内部告発の難しさを取り上げたように、その暗数は多いとされる。
なぜ介護施設職員らは虐待をしてしまうのか。今回は、その背景にある介護施設が抱えている問題を深堀りしていく。
とっさに腕をつかんで押さえつけてしまう
厚生労働省の調査では、介護施設職員らが虐待をしてしまう要因としてもっとも多いのは「教育・知識・介護技術等に関する問題」だ。
次いで「職員のストレスや感情コントロールの問題」「倫理観や理念の欠如」「人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ」などがあげられる。

厚生労働省「平成30年度『高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律』に基づく対応状況等に関する調査結果」をもとに編集部作成。
教育・知識・介護技術等に関する問題については、たとえば認知症の症状への理解が不十分だと虐待におよぶ可能性が高まる。
認知症の人への介護施設職員による虐待について書いた『鼻めがねという暴力』の著者であり、NPO法人ミニケアホームきみさんちの理事長である林田俊弘さんはこう言う。

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル
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