• 新しいお知らせ
    ×
構造化特集
父子家庭 第5回
公開日: 2020/4/26(日)

非行問題から考える、父子家庭が子どもの発育に与える影響

公開日: 2020/4/26(日)
構造化特集
父子家庭 第5回
公開日: 2020/4/26(日)

非行問題から考える、父子家庭が子どもの発育に与える影響

公開日: 2020/4/26(日)
構造化の視点

「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこ

・・・もっと見る

「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこなかった父子家庭の実態。父子家庭をめぐる問題には、家族のあり方や「男性社会」とも言われる日本の労働慣行、社会支援といった論点が凝縮されている。父子家庭を「父」「子」「社会」という視点に分け、問題の構造を探る。

「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこなかった父子家庭の実態。父子家庭をめぐる問題には、家族のあり方や「男性社会」とも言われる日本の労働慣行、社会支援といった論点が凝縮されている。父子家庭を「父」「子」「社会」という視点に分け、問題の構造を探る。

「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこなかった父子家庭の実態。父子家庭をめぐる問題には、家族のあり方や「男性社会」とも言われる日本の労働慣行、社会支援といった論点が凝縮されている。父子家庭を「父」「子」「社会」という視点に分け、問題の構造を探る。


オーディオブック(ベータ版)

「ひとり親家庭といえば、母子家庭の問題に焦点があてられることが多いですが、実は父子家庭も深刻な状況に置かれていることがあり、社会的な支援を必要としている人は少なくありません」

 

過去にひとり親家庭における問題を研究し、現在は心理カウンセラーを務める岡田豊さんはそう語る。

 

「ひとり親家庭」という言葉からは、反射的にシングルマザーが想起されやすい。そのため、シングルファザーが直面する困難が知られる機会はほとんどない。

 

だが、最近では母子家庭とは異なる、父子家庭特有の問題が少しずつ明らかになりつつある。いまだに「育児は母親がするもの」という固定観念が蔓延する日本社会において、父子家庭になることで、子どもの成長にどのような影響を与えるのか。 

父子世帯の子どもの非行発生率

子どもの発育において、家庭環境が与える影響が大きいことは、これまでさまざまな研究で実証されてきた。そこには、ひとり親、あるいは両親がいない家庭の子どもが非行に走りやすいことを示唆するデータもある。

 

岡田さんも、ひとり親家庭と非行問題の連関性を研究してきた。

 

その一つが、2000年・2005年・2010年における警察庁のデータと国勢調査をもとに、「両親と同居」「母子世帯」「父子世帯」における未成年の非行発生率を分析したものだ。

 

結果は、すべての年で父有母無(父子世帯)の子どもの犯罪・補導発生率が最も高かった。それに母有父無(母子世帯)の子どもが続く。

 

岡田豊ひとり親家庭における非行問題の一考察(2018年)をもとに編集部作成。

 

それぞれの開きが最も少ない2010年の調査結果を見ても、両親ありの子どもの犯罪・補導発生率の約0.4%に対して、母子世帯の子どもは約2.4%、父子世帯の子どもが約4.9%だ。

 

ふたり親世帯に対し、父子世帯では10倍以上に及んでいる。

非行発生率のデータはどう解釈すべきか

だが、こうしたデータは、ともすればひとり親、とくに父子家庭に対する偏見を助長するものにもなりかねない。

※リディラバジャーナルについてもっと知りたい方はコチラ
note
リディラバジャーナル編集部
noteのicon
ポテチにパスタ、消えゆく印刷。国際報道の偏りから考える「日本に関係のない国はあるのか?」【ニュースに潜む社会課題をキャッチ!】
2026年5月15日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
「2020年代のギャンブル依存」の構造がわかる特集記事を無料公開&5/20(水)オンライン対話会開催
2026年5月15日

毎年5月14日〜20日は、ギャンブル等依存症や関連して生じるさまざまな問題について理解をし、予防などへつなげることを目指す、「ギャンブル等依存症問題啓発週間」。この期間、リディラバジャーナルで特集している「2020年代のギャンブル依存」(全6回)の記事を無料公開いたします。

2020年代のギャンブル依存のキーワードは、キーワードは「より若く、より早く、より高額に」。本特集では、「だらしない」といった偏見や誤解の多いギャンブル依存の「陥りやすい構造」、「抜け出しにくい構造」、「予防・回復の仕組構築の難しさ」の3つの視点から整理しています。

続きをみる
探究学習、何をしたらいい?カギは子どもの小さな「なぜ?」をつぶさないこと【ニュースに潜む社会課題をキャッチ!】
2026年5月1日

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル

続きをみる
×
CONTENTS
intro
父親側から見る父子家庭
no.
1
no.
2
no.
3
子ども側から見る父子家庭
no.
4
no.
5
no.
6
社会から見る父子家庭
no.
7