子どもが生きていくために必要な道をつくる
子どもが生きていくために必要な道をつくる
産まれてきた子どもに障害があったら、また子育てをするなかで障害があることが発覚したら――。子どもの親は何を思い、どんなことに悩むのか。本連載では、さまざまな障害のある子どもの親へのインタビューを通して「障害児の親になること」のリアルを伝える。
第1回は、フリーライターの吉田可奈さんに話を聞いた。吉田さんは小学6年生の娘と小学3年生の息子を持つシングルマザー。3月には知的障害のある息子ぽんちゃんとの日々を綴った著書も出版予定だ。
発語はできなくてもコミュニケーションはできる
――まずお子さんの障害について教えてください。
最初は発達障害かもしれないと言われていたのですが、結果的には知的障害でした。今は小学3年生で、都立の特別支援学校に通っています。
ぽんちゃんは言葉を話せないのですが、お姉ちゃんの名前を「みーちゃん」と呼ぶのと、「ばあば」「じいじ」という単語は話すことができます。ご機嫌だとたまに、“ぷちゅぷちゅぷちゅ”と楽しそうにおしゃべりをしています。
将来、話せるようになる可能性もあるとは言われていますが、一生話せない可能性もあります。ただ、子どもが生きていくために必要な道をつくってあげるのが私の役目だと思っているので、話せるようになることを期待し続けるのではなく、今のまま楽しく過ごせる道を探していこうというスタンスで生きています。

――学校などではどのようにコミュニケーションをとっているんですか。
ハンドサインを使用しています。あとは不思議なことに、接していると、話せなくても言いたいことは分かるんですよね。

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル
続きをみるこんにちはリディラバジャーナルです。もうすぐ、子どもたちの夏休みが始まります。いまや子どもたちの居場所は、公園や図書館だけではありません。SNSやオンラインゲームを通じて、友達と話したり、学校や家庭とは異なるつながりを得たりする機会も増えています。SNSやゲームそのものが悪いわけではありません。好きなものでつながれる相手に出会えたり、学校や家庭とは違う関係に救われたりすることもあります。ただ、そのつながりが、思わぬ被害の入り口になってしまうこともあります。警察庁の統計では、SNSをきっかけとする性被害は高い水準で推移し、とりわけ小学生の被害は近年増加しています(※1)。
「知らない人とやり取りしなければ、防げるのではないか?」「自分で撮って送ったなら、本人にも責任があるのではないか?」そう感じる人もいるかもしれません。ただ、自画撮り被害の背景には、相手が時間をかけて関係を築き、子どもを断りにくい状況へ追い込んでいく過程があること。そして被害に遭った子どもが、「怒られる」「責められる」と感じて、誰にも言い出せなくなっていくことがあります。この記事では、自画撮り被害を子どもの不注意や自己責任だけで捉えず、その手前で何が起きているのか、そして被害を防ぐために周囲や社会に何ができるのかを考えていきます。
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