
更新日: 2023/1/3(火)
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更新日: 2023/1/3(火)
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近年減少しているとはいえ、いまだ解決していない犬猫の殺
近年減少しているとはいえ、いまだ解決していない犬猫の殺処分問題。今回の特集では、殺処分される犬猫の「発生」と「保護」の問題に着目。余剰分の犬猫や野良犬猫を発生させてしまう飼い主やペット産業、そしてそれらの犬猫を過剰に抱え込んでしまう動物愛護センターや動物愛護団体。それぞれの課題の背景を解き明かし、殺処分問題を構造化していきます。

近年減少しているとはいえ、いまだ解決していない犬猫の殺処分問題。今回の特集では、殺処分される犬猫の「発生」と「保護」の問題に着目。余剰分の犬猫や野良犬猫を発生させてしまう飼い主やペット産業、そしてそれらの犬猫を過剰に抱え込んでしまう動物愛護センターや動物愛護団体。それぞれの課題の背景を解き明かし、殺処分問題を構造化していきます。
近年減少しているとはいえ、いまだ解決していない犬猫の殺処分問題。今回の特集では、殺処分される犬猫の「発生」と「保護」の問題に着目。余剰分の犬猫や野良犬猫を発生させてしまう飼い主やペット産業、そしてそれらの犬猫を過剰に抱え込んでしまう動物愛護センターや動物愛護団体。それぞれの課題の背景を解き明かし、殺処分問題を構造化していきます。



飼い主の飼育放棄が後を絶たない。
環境省の調査によれば、2018年度、保健所や動物愛護センターが飼い主から引き取った犬猫の数は合計で1万5261頭にのぼる。数自体は年々減少しているが、依然として多くの飼い犬・猫が自治体に引き取られているのが現状だ。
また、この集計には含まれていないが、飼い主に捨てられる犬猫も一定数いる。捨て犬猫は野良化もしくは住民に拾われるなどして引き取られる。
収容後、新たな飼い主に譲渡される犬猫もいるが、譲渡先が見つからない場合は殺処分されてしまう。引き取り数、殺処分数を減らすためには飼い主による飼育放棄を抑制することが求められている。
なぜ飼い主は飼育放棄するのか
「引越しや離婚、失職などで経済的に飼育できなくなったから」「攻撃的な性格で言うことを聞かずしつけができないから」「鳴き声や糞尿などをきっかけに近隣トラブルが起こってしまったから」ーー。
飼い主が飼育放棄し犬猫を保健所や動物愛護センターに持ち込む背景には、さまざまな理由がある。
飼い主からの相談窓口を担う日本動物福祉協会の町屋奈(ない)さんは「複数の要因が絡み合って飼育放棄が起きている」とした上で、「近年は飼い主の高齢化が問題視されています。病気で世話ができなくなったり、生活保護を受けるようになって飼育不能状態になったりする方が出てきている」と話す。
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