「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこ
「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこなかった父子家庭の実態。父子家庭をめぐる問題には、家族のあり方や「男性社会」とも言われる日本の労働慣行、社会支援といった論点が凝縮されている。父子家庭を「父」「子」「社会」という視点に分け、問題の構造を探る。

「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこなかった父子家庭の実態。父子家庭をめぐる問題には、家族のあり方や「男性社会」とも言われる日本の労働慣行、社会支援といった論点が凝縮されている。父子家庭を「父」「子」「社会」という視点に分け、問題の構造を探る。
「ひとり親」と言えば母子家庭が想起され、可視化されてこなかった父子家庭の実態。父子家庭をめぐる問題には、家族のあり方や「男性社会」とも言われる日本の労働慣行、社会支援といった論点が凝縮されている。父子家庭を「父」「子」「社会」という視点に分け、問題の構造を探る。
「最近思っているのは、いわゆる一般的なふたり親家庭で育った人が、お母さんがいない家庭のことをどれだけ想像できるのか、ということです」
そう語るのは、11歳のときに母親を自死で亡くして以降、父子家庭で育った村尾政樹(29)さん。自ら「お母さんがいない」ということを痛感しながら成長してきた。
「そもそもこの社会は『お母さんがいること』を前提にして成り立っていて、父親は外で働くのが当然のことのように考えられています。だからそのお母さんが突然いなくなったときに、機能不全に陥る家族は少なくないと思います」
村尾さんの家庭も、母親が亡くなってから父親は朝早くから夜遅くまで必死に仕事をしないと生活が成り立たない状態だった。そのため、子どもが父親と過ごす時間はほとんどなかったという。
父子家庭で犠牲になりやすいもの
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