「学校はもっと自由になっていい」APUとN高の戦略
「学校はもっと自由になっていい」APUとN高の戦略
学校とは、校舎があって自転車や電車などで通うもの、毎日通わねばならないもの――。
それは誰も疑うことのない「常識」だった。しかし少子化や多様化が進み、さまざまな事情を抱える子どもたちが増えるなか、果たしてこれまでの学校のあり方のままでいいのだろうか。
そこに疑問符を突きつけたのが、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)と、“ネットの高校”であるN高等学校だ。
2000年に立命館アジア太平洋大学の立ち上げに奔走した元副学長の今村正治さん、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高」を運営する園利一郎さんに加え、日本の大学のあり方を問い直すアルタナユニバーシティの喜多恒介さんがモデレーターとなり、「これから学校はどうなっていくべきか」について語った。

※本記事はリディラバが主催するカンファレンスR-SICのセッションを記事にしたものです。
経営者も不登校の生徒も、多様化するN高
喜多恒介 世界7カ国を旅しながら授業はすべてオンラインで、学生は寮で暮らすというミネルヴァ大学が台頭してきたり、オンラインスクールのみの大学院があったりと、N高に限らずオンライン化の流れはもう止められないですよね。
N高には、どういう人たちが通っているんですか。
園利一郎 「僕、高校生なんですけど、会社を2つ経営していて」とか「東大や早慶上智に入れます」みたいな人もいますし、一方で「中学からずっと不登校で3年ぶりぐらいに家から出ました」みたいな人もいて、とても幅広いですね。
クラスター化していないのが、新鮮で特徴的だ思います。
その幅広さがすごいなと思う一方で、運営側としては大変でもあります。
たとえば、最近課題だなと思うのは、オンライン化を進めていくということは、アダプティブラーニング(一人一人の生徒に最適な学習環境やスピードで学習させること:適応学習)にきちんと取り組む必要があるということ、そこが難しいと思うんです。
喜多 それは、具体的にどういうことですか。

アルタナユニバーシティの喜多恒介さん
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