女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるな
女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。

女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。
女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。
「『なぜ痴漢をしたのか?』と問いかけても、はっきりとした回答は得られません。彼らはこれまでに数え切れない痴漢行為を繰り返しながら、その理由を深く考えたことはないからです。そこで『痴漢行為を手放すことで、失ったものは何か?』と質問を変えたところ、ある人が“生きがい”と答えたんです。その答えに多くの人が納得し、共感していました」
これは、痴漢を含む2000人以上の性犯罪加害者に対し、日本で先駆的に再発防止プログラムを実践してきた精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳(あきよし)さんが、同プログラムの受講生たちとのやりとりとして明かしたものだ。
斉藤さんは次のように続ける。

「日常的に彼らと接していると、“生きがい”というのは本音に近い回答だと実感できます。会社では仕事熱心で、週末には家族サービスをする。でも、自分自身の生きがいはとくにない……心の隙間を埋めるために、唯一他者をいじめる優越感や手短な達成感を確認できる痴漢という行為にハマる。そこで複合的な快楽が得られるため、やめられなくなります。そして、彼らは捕まるかもしれないというスリルとリスクを感じながら、痴漢にエネルギーを費やすことに快感を覚えていくんです」
勤勉で真面目な痴漢たち
痴漢は、スリルやリスクと隣り合わせだからこそ、彼らにとっては極めてゲーム性が高く、行為そのものに達成感を覚えていく。
少しずつ手口が巧妙になっていくのは、スキルがアップしていくためだ。
皮肉なことに、痴漢は努力家でもある。
彼らは痴漢をして捕まらないために、事前のリサーチを欠かさず、その嗅覚を研ぎ澄ましながら少しずつコツのようなものを掴んでいく。
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ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル
続きをみるこんにちはリディラバジャーナルです。もうすぐ、子どもたちの夏休みが始まります。いまや子どもたちの居場所は、公園や図書館だけではありません。SNSやオンラインゲームを通じて、友達と話したり、学校や家庭とは異なるつながりを得たりする機会も増えています。SNSやゲームそのものが悪いわけではありません。好きなものでつながれる相手に出会えたり、学校や家庭とは違う関係に救われたりすることもあります。ただ、そのつながりが、思わぬ被害の入り口になってしまうこともあります。警察庁の統計では、SNSをきっかけとする性被害は高い水準で推移し、とりわけ小学生の被害は近年増加しています(※1)。
「知らない人とやり取りしなければ、防げるのではないか?」「自分で撮って送ったなら、本人にも責任があるのではないか?」そう感じる人もいるかもしれません。ただ、自画撮り被害の背景には、相手が時間をかけて関係を築き、子どもを断りにくい状況へ追い込んでいく過程があること。そして被害に遭った子どもが、「怒られる」「責められる」と感じて、誰にも言い出せなくなっていくことがあります。この記事では、自画撮り被害を子どもの不注意や自己責任だけで捉えず、その手前で何が起きているのか、そして被害を防ぐために周囲や社会に何ができるのかを考えていきます。
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