痴漢問題は「抑止」でなく「撲滅」を | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
痴漢大国ニッポン:「社会問題」として考える痴漢
第八回

痴漢問題は「抑止」でなく「撲滅」を

2017年10月、フランスで『Tchikan』という本を出版した佐々木くみさん。

 

彼女は初めて痴漢に遭った日、母親から「あなたも悪いのよ、わかってる?大体、あなたは不用心だから……」と言われました。それ以降、痴漢被害に遭っても、家族に打ち明けることはなくなりました。

 

「当時、打ち明けた大人は母親と担任の女性教師だけ。2人からは深刻さを感じられなかったので、痴漢というのはきっと深刻に考えることではない、日常的なことなので慣れなくてはいけないんだなと思っていました。だから、毎日痴漢を我慢しながら、真面目に学校に通わざるを得なかったんです」

痴漢抑止バッジの発明

痴漢に遭っていた当時からおよそ20年後の2017年。フランスで『Tchikan』を出版すると、日本のメディアからの取材も受けるようになりました。が、記事が公開されるたびにネット上には佐々木さんを誹謗中傷するような書き込みが多く寄せられたと言います。

 

「日本のネットニュースのコメント欄を見ると、被害者であるはずの私に対して誹謗中傷するような書き込みが多数ありました。フランスではバッシングされることはなく、日本の場合は一定程度そうした反応があることは予想していましたが……あそこまで酷いとは、正直ショックでした」

 

具体的な書き込みについて、佐々木さんは次のように続けます。

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痴漢大国ニッポン
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3-2.痴漢問題は「抑止」でなく「撲滅」を