

女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるな
女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。

女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。
女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。




リディラバジャーナル編集長の安部です。
リディラバジャーナルの10本目の特集は「痴漢大国ニッポンーー『社会問題』として考える痴漢」でした。
これは、日本の中で「痴漢」というものが当たり前になってしまっている現状は、考えてみるとやっぱり異常だよね、という問題意識から始まりました。
家庭でお母さんが娘に「そんなにスカート短かったら痴漢されるわよ」とたしなめる光景は日本ではよく見る朝のシーンです。
もちろんこれはこれで、自衛のために確かに理解できる注意なのです。
しかし裏を返せば、この愛情ある注意は「痴漢される女性にも問題がある」という考えにもつながります。
私を含め、多くの男性は「痴漢における冤罪」をとても恐れています。
過去、痴漢の冤罪で何十年も裁判で争った方に話を聞きに行ったことがあります。話を聞き、彼が最後に呟いた言葉が今も忘れられません。
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