反省の深さと再犯率は相関しない…小児性犯罪者の治療の現実 | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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特集
小児性犯罪:子どもを狙う“病理”の実態
第八回

反省の深さと再犯率は相関しない…小児性犯罪者の治療の現実

「私の臨床経験のなかで、とくに性犯罪を繰り返す人は、反省の深さと問題行動の再犯率には相関がありません。すごく深く反省しているように見えたり、涙を流しながら自分の罪を悔いている人であっても、その数日後に再犯する人は決して少なくない」

 

そう語るのは、大森榎本クリニック精神保健福祉部長で精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さんだ。これまでにクリニックをはじめ刑務所や拘置所、警察署で100人以上の小児性犯罪者の治療に携わってきた。

 

 

斉藤さんによれば、加害者臨床においては変化のステージモデルがあり、「加害行為に責任をとる」、つまり真の反省や謝罪に至るのは最終ステージになるのだという。

 

「あなたはとんでもないことをしたんだから、謝罪しなさい、反省しなさいと、いくら責任を追求したり説得しても効果はありません。むしろ再犯率が高くなるというエビデンスがある。そして、形だけの反省をするだけです。残念ながら、実際の裁判でもそうした光景が慣例になっています」

加害者の変化のステージモデルとは

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特集 小児性犯罪:子どもを狙う“病理”の実態 全9回
0章 はじめに
1章 子どもに対する性的関心への“目覚め”
2章 小児性犯罪、加害者側から見た実態
3章 発覚しない子どもへの性被害
4章 小児性犯罪者、加害者のその後
5章 安部コラム
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