子どもが健やかに成長し、自立するためには、多様な人やも
子どもが健やかに成長し、自立するためには、多様な人やものと関わる豊かな体験が不可欠である 。しかし、地域社会の変化や大人の余裕の減少により、かつて当たり前に存在していた安価で無対価な体験機会は失われつつある 。社会全体で子どもを育むインフラは機能が低下、家庭と保護者へ負担が集中し、結果として子どもの自立に必要な成長機会が奪われている構造的な背景を明らかにする。

子どもが健やかに成長し、自立するためには、多様な人やものと関わる豊かな体験が不可欠である 。しかし、地域社会の変化や大人の余裕の減少により、かつて当たり前に存在していた安価で無対価な体験機会は失われつつある 。社会全体で子どもを育むインフラは機能が低下、家庭と保護者へ負担が集中し、結果として子どもの自立に必要な成長機会が奪われている構造的な背景を明らかにする。
子どもが健やかに成長し、自立するためには、多様な人やものと関わる豊かな体験が不可欠である 。しかし、地域社会の変化や大人の余裕の減少により、かつて当たり前に存在していた安価で無対価な体験機会は失われつつある 。社会全体で子どもを育むインフラは機能が低下、家庭と保護者へ負担が集中し、結果として子どもの自立に必要な成長機会が奪われている構造的な背景を明らかにする。
リディラバジャーナル構造化特集「体験格差〜どこに格差があるのか――。“自立の問題”として捉え直す子どもの体験〜」。
第4回となる本記事では、子どもの体験機会が減少している構造(2章)として、保護者が体験機会を提供できなくなる背景にある、時間的・金銭的な余裕が欠如する構造を明らかにする。

習い事において「送迎」は一つの、決して小さくない負担となっている。たとえば、子ども3人を1人で育てる香織さんはスイミングの教室を「送迎」で決めたと語る。
高校生1人、中学生2人、計3人の子どもを1人で育てている保護者。
「3箇所ぐらい体験教室に行きましたが、最終的には『送迎』が決め手となりました。
一番下の子どもは園児だったのですが、小さい子のクラスって3時とか割と早い時間から始まるんですよ。そんな時間に送迎するのは無理だったので、バスで通わせてくれるところを選びました」
保護者の時間的余裕は多くない。それは「改善されない働き方」など、本人ではどうしようもない社会に要因のあることが多い。体験格差は「家庭のお金の無さ」が主因であると語られがちであるが、それだけではなく、時間的な余裕の無さなどもまた、体験機会の減少に影響している。
本記事では、なぜ保護者が体験機会を提供できなくなっているのか、その理由を構造的に見ていく。
時間も無い、お金も無い――余裕が無い保護者の厳しい現実
習い事などの体験において「送迎」がひとえに問題となるのは、保護者の時間的余裕が無いからである。では、その時間的余裕の欠如はどのような背景から生じるのであろうか。
要因の一つには「核家族化」がある。

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル
続きをみるこんにちはリディラバジャーナルです。もうすぐ、子どもたちの夏休みが始まります。いまや子どもたちの居場所は、公園や図書館だけではありません。SNSやオンラインゲームを通じて、友達と話したり、学校や家庭とは異なるつながりを得たりする機会も増えています。SNSやゲームそのものが悪いわけではありません。好きなものでつながれる相手に出会えたり、学校や家庭とは違う関係に救われたりすることもあります。ただ、そのつながりが、思わぬ被害の入り口になってしまうこともあります。警察庁の統計では、SNSをきっかけとする性被害は高い水準で推移し、とりわけ小学生の被害は近年増加しています(※1)。
「知らない人とやり取りしなければ、防げるのではないか?」「自分で撮って送ったなら、本人にも責任があるのではないか?」そう感じる人もいるかもしれません。ただ、自画撮り被害の背景には、相手が時間をかけて関係を築き、子どもを断りにくい状況へ追い込んでいく過程があること。そして被害に遭った子どもが、「怒られる」「責められる」と感じて、誰にも言い出せなくなっていくことがあります。この記事では、自画撮り被害を子どもの不注意や自己責任だけで捉えず、その手前で何が起きているのか、そして被害を防ぐために周囲や社会に何ができるのかを考えていきます。
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