女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるな
女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。

女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。
女性への性暴力を告発する「#metoo」が盛り上がるなか、最も日常的で身近な性犯罪である痴漢は、いまもなお目立った対策がなされていません。痴漢を個人ではなく社会の問題にするべく、問題を生むことが多い男性側にフォーカスをして取材。加害者へのインタビューも交え、問題が生まれる構造を紐解きます。
“ 上司に叱責された……仕事がうまくいかないというストレスを抱えながら、電車に乗っていると、たまたま女性のおしりに触れた。その感触に心地よさを覚え、今度はバレないように触ってみたら、女性は微動だにしない。
「意外と簡単だ」「バレないのか」「女性は嫌がっていない」——。
これまでに経験したことのない刺激に、気分が高揚する。仕事のストレスなど、どうでもよくなった。そして少しずつ、さらなる興奮を求めてエスカレートしていく……。 ”
これは、痴漢を含む2000人以上の性犯罪加害者に対し、日本で先駆的に再発防止プログラムを実践してきた精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳(あきよし)さんが「痴漢に至る典型例」として挙げたものだ。
電車内における「偶然の接触」は日々多くの人が経験しており、そこから痴漢に目覚めてしまう人は稀。
しかし、少なくともごく一部の人は、こうした何気ない出来事をきっかけに痴漢に目覚め、その後犯行を繰り返していく。
満員電車が痴漢の温床に
2018年6月1日〜15日は、関東エリアの鉄道事業者と警察が連携して実施する「痴漢撲滅キャンペーン」の期間だった。
同キャンペーンでは、痴漢撲滅をうたうポスターの掲出や電車内・駅構内における放送、各地での痴漢撲滅イベントなどが行われる。

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多くの人が抱くイメージのとおり、痴漢が最も頻繁に行われる場所は電車内だ。
駅構内や路上、店舗、ビル、映画館、プールなどで痴漢が行われるケースもあるが、電車内、とりわけ「満員電車」というシチュエーションそのものが痴漢のトリガーにもなる。
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