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    • 特集「歓楽街の若者支援」第7回公開。支援の「線」はなぜ十分につながらないのか

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第7回を公開しています。各団体が夜の街で若者への支援を続けている一方で、地域によっては支援の「点」を結ぶ「線」が十分につながっていないところもあります。中小規模の支援団体が築く支援の線と、その課題を追います。記事はこちらから。

      2026/9/18(金)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第6回公開。相談業務の苦悩——つながること、支えること

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第6回を公開しています。困難を抱える若者がその瞬間に必要としているものと、食事、相談の機会、住まい、医療、公的支援といったものがずれることがあります。支援の非対称性とは何か。記事はこちらから。

      2026/9/16(水)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第5回公開。声をかけても、支援はまだ始まらない

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第5回を公開しています。現場の相談員たちは、困難を抱える若者とつながることのどこに難しさを抱えているのか。相談員と若者の間に立ちはだかる「認知の壁」「心理の壁」「物理の壁」を明らかにします。記事はこちらから。

      2026/9/15(火)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第4回公開。困難を抱える若者が犯罪に巻き込まれるとき

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第4回を公開しています。歓楽街の中では、困難を抱えた若者が組織的な行為に巻き込まれるケースがあります。さらに、その過程では若年男性の孤立や困窮が見落とされている場合も。記事はこちらから。

      2026/9/11(金)
    • 特集「歓楽街の若者支援」第1〜第3回公開

      構造化特集「歓楽街の若者支援」第1〜3回を公開しています。なぜ居場所を失った若者は、歓楽街に惹きつけられるのか。そして、歓楽街の中にある、若者の困難をさらに深める構造とは——。記事一覧はこちらから。

      2026/9/9(水)
構造化特集
2020年代のギャンブル依存 第4回
公開日: 2026/3/17(火)
更新日: 2026/5/21(木)

学びと未来を奪っていく——。2020年代のギャンブル依存が若者に与える影響

公開日: 2026/3/17(火)
更新日: 2026/5/21(木)
構造化特集
2020年代のギャンブル依存 第4回
公開日: 2026/3/17(火)
更新日: 2026/5/21(木)

学びと未来を奪っていく——。2020年代のギャンブル依存が若者に与える影響

公開日: 2026/3/17(火)
更新日: 2026/5/21(木)
構造化の視点

スマホを開けば、賭けは始められる—&mda

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スマホを開けば、賭けは始められる——。ギャンブルのオンライン化が進んだ2020年代、依存は「より若く、より早く、より高額に」深刻化しやすくなった。なぜ本人も家族も気づけないまま、借金や生活崩壊まで加速してしまうのか。入口の広がり、歯止めの効きづらさ、発覚と支援の遅れ。2020年代に入りギャンブル依存がより陥りやすく、抜け出しにくくなっている構造を明らかにする。

スマホを開けば、賭けは始められる——。ギャンブルのオンライン化が進んだ2020年代、依存は「より若く、より早く、より高額に」深刻化しやすくなった。なぜ本人も家族も気づけないまま、借金や生活崩壊まで加速してしまうのか。入口の広がり、歯止めの効きづらさ、発覚と支援の遅れ。2020年代に入りギャンブル依存がより陥りやすく、抜け出しにくくなっている構造を明らかにする。

スマホを開けば、賭けは始められる——。ギャンブルのオンライン化が進んだ2020年代、依存は「より若く、より早く、より高額に」深刻化しやすくなった。なぜ本人も家族も気づけないまま、借金や生活崩壊まで加速してしまうのか。入口の広がり、歯止めの効きづらさ、発覚と支援の遅れ。2020年代に入りギャンブル依存がより陥りやすく、抜け出しにくくなっている構造を明らかにする。


オーディオブック(ベータ版)

リディラバジャーナル構造化特集「2020年代のギャンブル依存〜より早く、より若く、より深刻にハマる病〜」。

 

第4回となる本記事では、依存症から抜け出しにくい構造(2章)として、「より若く」変化しているギャンブル依存が若者にとってハイリスクになりやすい構造を明らかにする。

 

 

「学びもスキルも経験もない。社会人として土台のない状態のままだと、仮に20代後半にギャンブルをやめられたとしても、就ける仕事は非常に限られます」

 

そう語るのは、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会(以下、考える会)の代表を務める田中紀子さんだ。

 

ここまで本特集では、2020年代に入りギャンブルのオンライン化が進み、ギャンブル依存が「より早く、より若く、より深刻に」変化していること。その中で、依存に陥りやすく、抜け出しづらくなっている構造を見てきた。

 

本記事では、そのうち「より若く」という変化に焦点を当てる。

 

いま、支援現場では若者からの相談が増えている。若者にとってのギャンブル依存は、生活を壊すだけでなく、学びやキャリアといった「これから」を直撃しうる

 

2020年代のギャンブル依存が若者にとってハイリスクである構造を、支援現場の実感から詳しく見ていく。

若者はお金をどう工面する?奨学金の使用と直面する犯罪リスク

若者のギャンブル依存では、何がリスクとして大きいのか。支援現場がまず挙げるのは、まとまったお金に触れやすい環境と、追い詰められたときに危険な選択肢へ近づきやすい環境が重なっている点だ。

 

イントロ記事で触れた通り、近年、支援現場では若い依存当事者の相談割合が増加している。考える会の調査(※1)によれば、2020年代に入り20代の相談者が急増。2023年には20代と30代だけで全体の約8割を占めた。

 

 

考える会の田中さんは、支援現場で見えている若者の変化を次のように話す。

 

田中紀子(タナカ・ノリコ)
公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会 代表。競艇・カジノにはまったギャンブル依存症当事者であり、祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻(ギャンブラーの妻)。第25回日本アルコール・アディクション医学会優秀論文賞受賞。著書:『三代目ギャン妻の物語』(高文研)、『ギャンブル依存症』(角川新書)。

 

「大学生同士でお金の貸し借りが横行しています。ギャンブルに注ぎ込んだり、人と貸し借りできたりするような大金を大学生が持っているんです。

 

なぜかというと、大きいのは奨学金です。制度や学校によって差はありますが、前期・後期など、まとまって振り込まれるケースもある。そうすると、一時的に使える大きなお金として手元に置けてしまう。

 

私たちが学生だった頃を思うと、ちょっと考えられない感覚です。奨学金を借りる学生が増えてきた時代だからこそ、一時的に手にする大金の使い方を間違ってしまう人もいるのでは、と感じています」

 

日本学生支援機構の「令和4年度 学生生活調査(※2)」によれば、近年、奨学金を受給している人の割合は増加しており、現在は学生の約2人に1人が利用している。

 

 

もちろん「奨学金=危ない」というわけではない。ただ、まとまった入金は、生活費が毎月少しずつ入るのとは違い、使い道の線引きが曖昧になりやすい。そこでギャンブルに使ってしまうリスクがあると考えられる。

 

田中さんはさらに、借金が膨らんだ先で犯罪につながるリスクも高いのではないかと指摘する。

 

「2020年代のギャンブル依存は、ネットとの親和性が非常に強い。いまの若い人たちはスマホやネットが生まれたときからある世代なので、追い詰められたときに解決策もネット上に求めがちです。

 

ネット上では、『お金に困っている』といった発信や検索に、向こう(特殊詐欺集団など搾取する側)が引っかかるように仕掛けていることもあります。そうすると、『目先のお金をなんとかしなきゃ』と、闇バイトなどの犯罪に結びつきやすいんです」

 

第3回で、2020年代のギャンブル依存では「短期間で高額な借金」を抱え、それをギャンブルで返そうとして抜け出しにくくなる構造があり、その先に犯罪につながるリスクがあると触れた。

 

ここで田中さんが言うのは、「若者だから必ず犯罪に向かう」ということではない。奨学金など“まとまったお金”が入り口になりうることさらにSNSなどを通じて危険な選択肢へ近づきやすいことが重なると、犯罪に巻き込まれるリスクが上がるということだ

回復を阻む「孤立」。自分の周りにギャンブルしかない生活へ

借金やお金の問題は、目に見える。けれど支援現場が「見えづらく深刻な問題」として挙げるのは、孤立だ。

 

第3回で、ギャンブル依存から抜け出しにくい要因として「相談がしづらく孤立しやすい」という点に触れた。田中さんはとりわけ若者について、孤立が深まりやすいと感じているという。

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リディラバジャーナル編集部。「社会課題を、みんなのものに」をスローガンに、2018年からリディラバジャーナルを運営。
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CONTENTS
intro
依存症に陥りやすい構造
no.
1
no.
2
依存症から抜け出しにくい構造
no.
3
no.
4
依存症予防・回復の仕組みを構築する難しさ
no.
5
no.
6