
更新日: 2022/10/27(木)
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更新日: 2022/10/27(木)
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2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対
2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対応に対する批判が相次いで報道されました。しかし、保護された子どもの「その後」や、保護されなかった子どもについて語られることは多くありません。今回は虐待を受けた子どもが多く暮らす「児童養護施設」からの巣立ちをテーマに、保護されるまで、そして保護されたあとの課題に迫ります。

2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対応に対する批判が相次いで報道されました。しかし、保護された子どもの「その後」や、保護されなかった子どもについて語られることは多くありません。今回は虐待を受けた子どもが多く暮らす「児童養護施設」からの巣立ちをテーマに、保護されるまで、そして保護されたあとの課題に迫ります。
2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対応に対する批判が相次いで報道されました。しかし、保護された子どもの「その後」や、保護されなかった子どもについて語られることは多くありません。今回は虐待を受けた子どもが多く暮らす「児童養護施設」からの巣立ちをテーマに、保護されるまで、そして保護されたあとの課題に迫ります。



7月末の昼下がり。東京都新宿区にある二葉乳児院では、静まり返った部屋で乳児たちが思い思いの格好をして、昼寝をしていた。
その様子を温かい目で見守るのは、二葉乳児院・院長の都留和光さん。
児童養護施設で20年以上勤務したのち、乳児院に移ったという都留さん。
都留さんは乳児院にやってくる子どもの入所理由についてこう話す。
「以前はお母さんの精神疾患等の疾病を理由とする入所がいちばん多かったのですが、2012年ぐらいから虐待のほうが多くなりました。お母さんに精神疾患があって、子どもをネグレクトをしてしまうなど複合的な理由もあります。お子さんに病気や障害があるケースも少なくありません」
親からの虐待を理由とした入所が増えている要因としては、「これだけ虐待のことが報道されていることや、もともとしつけや体罰と言われていたことが虐待と認識されるようになったことで通告が増えているんだと思います」と説明する。
意図しない妊娠から…乳児院を訪れる理由
ほかにはどのような事情があるのか。都留さんはこう続ける。
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