
更新日: 2022/11/26(土)
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更新日: 2022/11/26(土)
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2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対
2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対応に対する批判が相次いで報道されました。しかし、保護された子どもの「その後」や、保護されなかった子どもについて語られることは多くありません。今回は虐待を受けた子どもが多く暮らす「児童養護施設」からの巣立ちをテーマに、保護されるまで、そして保護されたあとの課題に迫ります。

2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対応に対する批判が相次いで報道されました。しかし、保護された子どもの「その後」や、保護されなかった子どもについて語られることは多くありません。今回は虐待を受けた子どもが多く暮らす「児童養護施設」からの巣立ちをテーマに、保護されるまで、そして保護されたあとの課題に迫ります。
2019年、幼い児童の虐待死やそれに伴う児童相談所の対応に対する批判が相次いで報道されました。しかし、保護された子どもの「その後」や、保護されなかった子どもについて語られることは多くありません。今回は虐待を受けた子どもが多く暮らす「児童養護施設」からの巣立ちをテーマに、保護されるまで、そして保護されたあとの課題に迫ります。



「ここは日本一コスパの悪い経営をしている児童養護施設かもしれないですね」
そう笑うのは、東京都清瀬市にある児童養護施設「子供の家」の施設長、早川悟司さん。
児童養護施設「子供の家」施設長の早川さん。
児童養護施設は虐待や親の病気など、さまざまな事情によって家庭で暮らせない子どもが入所する施設だ。
入所する子どもは、家庭や学校、それまで暮らしていた地域から引き離されてきている。そんな“マイナス状態”でスタートしているからこそ、「プラスの体験をどれだけ提供できるかが大事」と早川さんは訴える。
「施設の職員も頑張っているし、子ども自身も頑張っている。それでも、施設に来るまえに受けたダメージが大きくて、なかなかその穴を埋められないところがあるんです。だから、施設にもお金をかけますし、海外に留学に行きたいと言われたら行ってこいと言います。そうすると、どうしても子どもにかかるコストは高くなっていくんです」
早川さんは子どもにお金をかけて、支援していくことを大切にしていると話す。
クラスでLINEグループに入っていないのは私だけ
一方で、子どもの環境は地域や施設ごとに差がある。
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