小さなNGOで、給料ゼロからのスタート――ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞さん | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
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ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞さん
2020/1/21(火)
小さなNGOで、給料ゼロからのスタート――ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞さん
2020/1/21(火)
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小さなNGOで、給料ゼロからのスタート――ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞さん
2020/1/21(火)
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新たにスタートした連載「ソーシャルセクター 列伝」。
 
今回は、20代の若さで国際協力NGOピースウィンズ・ジャパンを立ち上げるなど、日本国内における社会起業家の先駆者・大西健丞(けんすけ)さんにフォーカス。
 
イラク戦争下における人道支援やアフガニスタンの難民支援、東日本大震災をはじめとする国内の大規模災害被災者支援、犬の殺処分ゼロ活動など、20年以上もの間、さまざまな公益事業に従事してきた。

 

現在も日本を含む世界16カ国・地域において、160万近い人々に支援を届けているが、その原動力とは一体何なのか。型破りな人柄とともに、社会起業家の先駆者としての経歴に迫る。

 

※本記事は全4回連載のうちの2回目です。

登山後に訪れたクルディスタン

大学を卒業するころに父親が亡くなり、保険金が出ました。母親が「勉強のためだったら使っていいよ」と言ってくれたので、その一部をもらって、人道支援や紛争解決について学ぶためにイギリスの大学院に進学しました。
 
今から約30年前のことですが、当時から、ヨーロッパでは戦争や紛争解決に関する研究が他国よりも進んでいて、第三者が紛争にどう介入するか、という研究もすでに体系化されていたんです。

 

あとは、「上智大学の割に英語が上手じゃないね」と言われていて、「そこまで言うなら、『英国』に行ってやろうじゃないか」と(笑)。
 
ブラッドフォード大学の大学院時代、修士論文を書くために、イラク北部に位置するクルド人の自治地域の人道介入に関する論文を読んでいました。書いているのは有名な学者の先生ばかりなのですが、誰も実際の現場には行っていないということに気がついたんです。

 


イギリスへの留学時代の写真。 


もちろん、現場に行かないと論文を書けないわけではないけれど、その学者の先生たちに当時の自分が勝てるものは体力だけ。だからその優位性を活かして(笑)、ヨーロッパ・アルプスの登山後に、そのままクルディスタンへ行ってみることにしました。

 

どうして危険な地にわざわざ足を踏み入れたか?……山好きは、情熱を抑えられないものなんです(笑)。
 
そこで欧米のNGOの活動を見たのですが、現地の事務所の前にはランド・ローバー(イギリスの自動車メーカー)が数十台も並んでいたり、当時すごく高価だった衛星回線の接続機があったり、経営がしっかりしていて資金力があることに、日本のNGOとの違いを感じました。
 
NGOのスタッフも、たとえばオックスフォード大学で博士号を取ったような人が働いていて。日本だと、東大の大学院を出た学生が、命がけで身代金をかけられているような場所へ行って働いたりしないですよね。そのあたりも違っていました。...

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