紛争地帯での人道支援と日本の町おこし――ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞さん
紛争地帯での人道支援と日本の町おこし――ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞さん
新たにスタートした連載「ソーシャルセクター 列伝」。
今回は、20代の若さで国際協力NGOピースウィンズ・ジャパンを立ち上げるなど、日本国内における社会起業家の先駆者・大西健丞(けんすけ)さんにフォーカス。
イラク戦争下における人道支援やアフガニスタンの難民支援、東日本大震災をはじめとする国内の大規模災害被災者支援、犬の殺処分ゼロ活動など、20年以上もの間、さまざまな公益事業に従事してきた。
現在も日本を含む世界16カ国・地域において、160万近い人々に支援を届けているが、その原動力とは一体何なのか。型破りな人柄とともに、社会起業家の先駆者としての経歴に迫る。
※本記事は全4回連載のうちの3回目です。
紛争地帯で知ったこと
紛争地帯に長くいるとね、銃声を聞いただけで、何の銃で撃っているかわかるようになるんです。
どっち(の方向)に撃っているのか、何人で撃っているのか。真面目に撃っているのか、射撃練習なのか調整なのか。銃はロシア製のカラシニコフか中国製の安物か、とかも。そんなことまでわかるようになっていきました。
当時の僕のボディガードは、イラクでナンバー2といわれていたスナイパー。「自分の身は自分で守れ」と、寝るときもベッドの横にはカラシニコフを置き、枕の下にはピストルを入れていました。
それに停電するたびに、なにも見えない暗い中で「訓練だ」と言われて、銃を組み立てたりバラしたりする練習もさせられて。
さらに、休日に山に連れて行かれ、「いいからとりあえず撃ってみろ」と。なぜか廃車に向かって射撃練習をさせられ(笑)、「撃たれることもあるんだから練習しておけ」とか言われていました。RPG-7を持たされて撃ったみたら、車の後ろまで貫通してぶっ飛ぶとか、そういうことも体感しましたね。
武器の有効射程を知ってるかどうかで生死が別れるからと、アウトレンジ戦法も教わりました。射撃するということは、自分の位置を相手に知らせるっていうことだからリスクは高い。
自分たちが優勢だと認識すれば、向こうは撃ってこない。ただまず有効射程に入らないことはすごく大事なことで。教えてくれるのはスナイパーだから、スナイパーポイントとかも知っている。
銃に関して、すごくいろいろ教えてくれました。もちろん、僕は人に向けて撃ったことはないですけどね。でもおかげで、ほとんど全ての武器を操作できるようになりました。...

ニュースに潜む社会課題をキャッチ!リディラバジャーナル
続きをみるこんにちはリディラバジャーナルです。もうすぐ、子どもたちの夏休みが始まります。いまや子どもたちの居場所は、公園や図書館だけではありません。SNSやオンラインゲームを通じて、友達と話したり、学校や家庭とは異なるつながりを得たりする機会も増えています。SNSやゲームそのものが悪いわけではありません。好きなものでつながれる相手に出会えたり、学校や家庭とは違う関係に救われたりすることもあります。ただ、そのつながりが、思わぬ被害の入り口になってしまうこともあります。警察庁の統計では、SNSをきっかけとする性被害は高い水準で推移し、とりわけ小学生の被害は近年増加しています(※1)。
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