穏やかだった親が暴力をふるう…認知症の受け止め方 | Ridilover Journal(リディラバジャーナル)
no.
3
People
被介護者
2020/3/25(水)
穏やかだった親が暴力をふるう…認知症の受け止め方
2020/3/25(水)
Display 298909262253237177eeaf296de5e877 s
no.
3
People
被介護者
2020/3/25(水)
穏やかだった親が暴力をふるう…認知症の受け止め方
2020/3/25(水)
構造化特集 : 高齢者虐待
構造化の視点
Icon triangle right

いま、

・・・もっと見る

いま、急速に高齢化が進むなかで、高齢者虐待の件数も増加している。「加害者」の多くは、介護者家族だ。しかし「加害者」とされる介護者もまた困難に直面している。本特集では「被介護者」「介護者家族」「介護施設職員」それぞれが抱える課題と、「介入・支援する人」の課題に着目。高齢者虐待が引き起こされる要因を探っていく。

Display %e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%82%99%e5%a4%89%e6%9b%b4%e9%ab%98%e9%bd%a2%e8%80%85%e8%99%90%e5%be%85
Icon triangle bottom
Icon triangle bottom
Icon open index

優しくて穏やかだった親から暴力をふるわれたら、あるいは暴言を吐かれたら――。たとえ認知症の症状だとわかっていても、ショックを受ける人は多いはずだ。

 

普段手をあげない人であっても、介護のストレスが蓄積され、あるタイミングでストレスが爆発し暴力に至ってしまうことは想像に難くない。

 

厚生労働省の調査によると、高齢者虐待の理由として「被虐待者の認知症の症状」をあげているケースは14.3%。約7分の1にあたる。

 

さらに介護施設の職員による虐待と認定されたケースに限れば、被害者の約85%が認知症だったとされる。こうした調査結果からは、認知症が高齢者虐待を引き起こすひとつの要因となっていることがうかがえる。

 

今後、高齢者の増加に伴って増えていくことが予想される認知症の被介護者。どのような対応が求められているのか。

認知症から生じる暴力

認知症の症状は大きく次の2つに分けられる。

 

【中核症状】 記憶障害や判断力の障害、自分がいつ・どこにいるのかわからなくなる見当識障害など

【行動・心理症状(BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia )】 暴言や暴力、興奮、不眠、妄想、徘徊、もの盗られ妄想など

 

前者は認知症の症状として比較的共通してみられるもので、後者はその人が置かれている環境など、さまざまな要因によって発生するものとされている。

 

出典:山口晴保「認知症ケア研究誌 」2、12頁図4「BPSDの病院(背景因子)ときっかけ」、2018年

 

これまで30年近くにわたって約8500人の認知症の人をみてきた松本診療所(ものわすれクリニック)の松本一生医師はこう説明する。

...

構造化特集 : 高齢者虐待
×
CONTENTS
intro
Icon folder
People
介護者家族
no.
1
Icon folder
no.
2
Icon folder
People
被介護者
no.
3
Icon folder
People
高齢者虐待防止の支援者
no.
4
Icon folder
no.
5
Icon folder
People
介護施設職員の疲弊
no.
6
Icon folder
no.
7
Icon folder
no.
8
Icon folder
People
安部コラム
no.
9
Icon folder